窯出し備忘録

火口に少し細工したら窯の上段に炎が通らなかったとみえ、生焼けになった。対照的に根に置いたのが一番焼けていた。

最上段から順に並べる。

◆井戸その1
うしろ側だったので一番生焼けだった。これ位の生焼けでも梅花皮は生まれ始めている。




◆井戸その2
同じ段の前列の井戸。やや融け始めている。



◆井戸その3
置き場がなくてかなり火口の真上へせり出していた井戸。土は石まじり原土。さすがにこれはかなり融けていたが、石が多いので水試験したらダダ漏れ



つぎは真ん中の段。
◆井戸その4
今回はこれが一番よかった。ただ丈がもう少しあったらよかったか?


◆井戸その5
削り方をちょっと変えて丸みをつけてみた。こちらの方が前列なのでほぼ焼けて発色もよい。



根の段。
◆井戸その6
作りの際にすがたが悪いとどうにもならない見本のような井戸。


小窯には色見穴がないので融け加減はカンに頼るしかない。ところがまだまだ窯と親密な関係を結んでいないのでカンが働かないというのが現実だ。
ま、数打ちゃ当たる精神で行くしかない。



知人の書展を拝見。上質の書には須叟の皮膜から薫風が湧き起こる。茶盌も同じだなと思う。



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