長時間徐冷をやってみた

∴ん窯の小窯は炉壁が薄いので冷めやすい
時にそれが良い方向に働くこともあるのだが、こと井戸に関しては負の要素だ
そこで今回思い切って約20時間弱い炎で徐冷してみた
灯油バーナーのメーターを一定の時間ごとにすこしづつ絞ってゆく
最終的にはほとんどゼロ
でも意外なことになかなか温度は下がらない

小貫入は徐冷で生まれるという仮説を立ててこんな実験をしてみたのだが・・・

長徐冷とほぼ急冷の井戸を比べてみる
両方とも同じ土合わせ、ほぼ同じ釉、焼成条件も徐冷以外は同じ
今回の井戸
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以前ほぼ急冷で出した井戸
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仮説は駄説であった
急冷の方の貫入が見えにくいが、こちらの方が小貫入になっている

ということは

小貫入の条件は冷却速度以外だった

やはり土と釉か

嗚呼、もどかしや、もどかしや

必ず小貫入になる土合わせは見つけたのだが、色や肌が気に入らない
悩ましいや、悩ましや



∴今日の述懐
芋虫や毛虫は気持ち悪くて触れないのだが、蚕は平気 これは子供の時に家が養蚕をやっていたので馴れていたせいか?
桑の葉をやると何千匹の蚕が一斉に葉を食べる音がする 聴いたことのない人には信じられないかも知れないが、かなり大きな音がするのだ
養蚕の時は住む場所も蚕に明け渡すから一家が狭い部屋にひしめく それをイヤとか思った記憶はない
蚕に対する愛着というものかも知れない
先日鉄腕DASHでカブトムシが恐くて触れないアイドルがいた
私はカブトムシは恐くないが、あの巨大な幼虫は勘弁して欲しい
人間って勝手なものだ
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さらりと脱原発
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