しばし作りの時
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焼く茶碗がなくなったのでしばらく作りに専念
時間が許せば、ある土で作ったらその一種類だけで焼いて、また次の土合わせや釉調合を考え、また作って・・・
それを繰り返したいのだが・・・
でも、時間制限はあるから一応の終わりがある
どこかの劇団が公演日は決めず、作品が仕上がるまで稽古すると言っていたが、おそらく永遠に仕上がらないだろう
仕切りというのは活動を制約するが、同時に時々の完成も促してくれる
そして、誰もが最期の最期につくづく
ars longa vita brevis
と思うのだろう
手前のメガネは10年以上前、瀬戸で工房用に作ったものだ
当然度は合っていないし
その上鼻当ては片方取れているし
でも、これがないと調子が出ない大事なメガネだ