高速道路のイモ

どうして高速道路にはかくも大量のイモが転がっているのだろうか?といっても何の話か分るわけがない。

イモ、とは私が勝手に付けた蔑称で、高速道路の追い越し車線で、どけどけとばかり、ぎりぎりまで車間を詰め、蹴散らすように走る人間の格好をした物体を指す。この人間の格好をした物体の多くは高級ワゴン車、高級車乗用車に載っていることが多い。もっとスマートに走れないのかね。金はあるが優雅さはない今の日本を象徴する光景だ。高級車は精神貴族が乗る車と思いたいのだがそうではないらしい。

これだから高速道路で事故が起ると何十台もの多重衝突が起る。速度なんかどんなに出していようと車間を開けていれば安全性は保たれるのだから(ドイツのアウトバーンなど)、速度違反なんか取り締まっている暇があるなら、車間違反を取り締まれ、というのが私の考えだ。

特に滑稽きわまりないのがトラックのすぐうしろにへばりついて走るイモだ。限りなく間抜けに見えるからみなさんも是非観察して見てください。もちろん見かけたら必ず「イモ」と小声でつぶやいてください。