個性的であるということ

たまたまTVを見ていたら(たぶん「世界の車窓から」だったと思う)聞き覚えのある歌声がバックに流れている。メロディは「木綿のハンカチ」だ。歌っていたのはスピッツ草野マサムネだ。
ほんの一くさりのフレーズで(しかも、自分の持ち歌ではない歌で)、あっ、これは誰それの歌だ、と分るということは歌い手の個性が素晴らしいということだ。ちなみに「木綿のハンカチ」はサザンの桑田佳祐も歌っている。これまた彼でなければ歌えない味わいがある。
歌手が一流であるためにはうまいかどうかより、他人とは違う味わいが持てるかどうかにかかっている。そうやって淘汰されて来ているからこそ流行っている歌手は独自の味わいがある。
やきものでもまったく同じだ。一碗見ただけで、これは誰それだ、と分るということはとんでもないことなのだ。耳にタコができるくらい、うまいかどうかじゃない、他人と違うかどうかだ、と聞かされてきた。
分っている。分っていても出来るわけではない。
「木綿のハンカチ」を聴いてその難しさがますます実感された。

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