寒い日は名刺を作る

今日はあまりの寒さにロクロの稽古をさぼった。(ん?いや、今日も、かな)
その代りにはならないのだが、名刺を作った。厳密には、作り直した。
窯場候補を探しているといろいろな人に会って話をする。その時思ったのがやはり名刺が必要だ、ということだ。そこでパソコンで名刺を作ってみた。作って印刷すると気に入らない。また、作り直す。印刷する。やはり気に入らない。こんなパターンが何日もつづいている。一番あたらしいのがこれだ。

作りながらつくづく感じた、こういうことに素人は手を出しちゃいけない、と。窯が決まったら知人のデザイナーQP先生に看板、内装などといっしょに名刺も依頼するつもりでいる。今回はつなぎなのでこれでがまんしよう。
スキーで安比に行ったとき、たまたま泊まったペンションの看板が洒落ていた。気をつけてみていると、看板だけでない。もろもろのロゴ、案内の葉書に至るまでデザインが統一されていて感心したことがある。専門家に依頼しているという。
もちろんセンスのある人だったら自分でやるだろう。知合いの陶芸家ですべて自分でこなしている人もたくさんある。だが、私には無理だ。やきものだって一種のデザインだから、自分には無理だと宣言するのは、陶芸家として敗北宣言のようなものなのだが、何と言われようとダメなものはダメである。名刺に関しては敗北を認めざるを得ない。