切立トンネルの出口が見えたか?

切立の引上げがしばらく不調に陥っていたが、ようやく11cm引上げられるようになった。
出来てしまうと(まだ完全に習得したわけではないが)どうしてはじめからこういう風にしなかったのだろうと思う。悪戦苦闘しているときは無我夢中なのでちょっとしたワザの工夫に思い至らないのだ。一種の固定観念病である。左手はこんな感じ、右手はこういう風に引上げるもの、と思い込んでしまっていた。今日はそれをちょっとだけ変えてみた。たったそれだけで引上げの途中でねじ切れることがほとんどなくなり、丈も出るようになった。
今までのやり方でも9cmまでは粘土の粘性か何かが働いて問題なかったにちがいない。目標を11cmにした途端、耐えられる限界を超えてしまったようだ。
やはりキーワードは「土に悟られるな」であった。
登山と同じで迷ったときは元に戻るのがよい。これからもきっと何度も迷い右往左往した挙げ句、この金言を思い出すことになるのだろう。
ワザというものは複雑怪奇すぎて頭ではとても覚えきれない。だからからだで覚えるしかないのだ。ところがこのからだというシロモノは覚えが悪く時間が掛ることはなはだしい。時に情けなくなるが、焦っても仕方ない。不出来を楽しむしかない。そのうちにいつの間にか出来るようになっているのだ。そう信じて稽古をつづけている。

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