粗忽の代償
この間の窯でトチンをはさまずに重ね焼きしてしまい、上下の茶碗がくっついたのがあった。
今日、ディスクサンダーやタガネを使って何とか分離した。高台の畳付が半分くらいパカっとそげたが、それ以外は奇跡的に無事だった。縮緬の感じなど割合よくできていたのになあ。
下の茶碗にまたがっていたので愛称は「乗鞍」。
粗忽はそれに留まらない、トチンを受ける目土の糊付けがいつも不十分らしく、焼いている最中に目土が倒れ、とんでもない目跡が誕生する。
強いて言えば三角形?あるいは二重の塔?
たいてい一番よくできた茶碗が何故か犠牲になる。窯神は容赦ない。
まだまだ修行がたらない∴ん窯の五郎である。
ちなみに今日の画像を撮ったのはYahooオークションで落したデジカメ(5200円送料込み)だ。気長にせればもう少し安く落とせたかも知れないが、急いでいたので即決価格で落札した。まったく同じ機種なので充電池やソフトがそのまま使えるので便利だ。