削り

朝一で削りを済ませ、開店と同時にジョイフルホンダに到着の予定だったが、私が寝坊して削りが予定より一時間延びてしまった。
それでも無心にせっせと削っていたら我ながらいい感じに高台ができた。
未熟ではあるが長板7枚ほど弾いていると中にはうまく弾けたなというのもある。削っているとひとつ一つ微妙に、時には、大幅に、違っていて面白い。
最初はトンボで測っていたが、途中からやめた。トンボで測っていたときより、測っていないときの方が揃っているという皮肉な結果になっていた。たぶん後ほどよくなる法華の太鼓の伝であろう。
削り終り、少し乾いてからスポンジで軽くバリを取りながら眺めていると(いつものことだが)ひどく愛おしい気持になる。ひとに手渡すのがもったいない!と思ってしまうのだ。娘を嫁に出す父親の心境か?