酸化焼成試験

灯油窯で4回目の焼成になる。
これまで還元あるいは中性ばかりで、まだ酸化を試していなかった。前回の還元の失敗を挽回したい気持もあったが、まずはデータ取りのためにOFで行う。
器は前回、半分だけ焼いたので今回はすぐに施釉して、焼成に入れた。
10時半点火、8時半鎮火。酸化焼成は燃費が悪いのだろうか?灯油の減りが早いように感じた。
ただ、灯油窯での酸化焼成の正しいやりかた(そういうものがあるとして)を知らないので今回はとにかくガス窯のマニュアル通り、横穴から炎を出さないようにして完全な酸化雰囲気を目指した。
やりながら、風量が多すぎるのではないだろうか、と感じたが、ここで中性に振ってしまってはデータが取れないので、じっと我慢。
炎の先端は、扉下段の色見穴からのぞくと、穴より少し高い程度である。(還元炎だと同じ油量のときもっとはるかに長いので上段の色見穴からも炎が見えた。)炉内はくっきりと透明である。また、風量が多いため燃焼音がはげしい。電話の着信音も聞えないほどだった。
最後の段階になると炉圧が高まるため横穴から炎をまったく出さないわけには行かなかった。1100度あたりだと、ガス窯でも多少は出るのだろうか?酸化焼成は数回しかやっていないので記憶があやしい。
まったくすべて手探りである。
今回は1230度でねらしはせず、そのまま鎮火した。
勉強不足である。焼成の原理がよくわかっていない。書物よりも窯焚きの数がものをいうのだろうが、ある程度理屈も必要な気がする。ただ、書物も書き手によって意外にばらつきがあるのだ。この辺が悩みのたねである。
さて、今回はどんな結果になるのやら。



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