ふ〜

久しぶりにロクロに坐る。
驚いたことに、というより、呆れたことに、全然弾けない。指が土を掴む感触をすっかり忘れている。仕方なく長板一枚、切立を稽古。悲惨である。これで祭用の100個弾けるの?間に合うの?物事を悲観的に考えるクセのある私は絶望的な気持になりながら昼休みにする。
頃合いの土はもうない。アーチにしていい具合になるのを待つのみである。ぼけっとすごす。
その脱力がよかったのか3時半から始めたろくろ第二弾では指が遥かかなたの記憶を取り戻しつつあった。3枚ばかり弾いているうちにようやく調子が出てきた。
あとは削りだ。これも感覚を忘れているのであれこれ試しながらおっかなびっくり削るとしよう。工房は西日が差し込むので30度ある。割合に早く削り時になるかも知れない。
弾いている時に一大事件発生。
なにやらうしろの方で羽音がする。オニヤンマにしては音が高い。なんだろうと振返ると巨大なスズメバチが私のすぐうしろを飛び回っていた。蛇なら大歓迎なのだが、あまり蜂は好きではない。体長5cmはある。すぐに逃げる。窓を開けるが出て行く気配はない。困った。ん!もしかして効くか?思いついたのはフマキラー。蝿や蚊には使ったがスズメバチには試したことはない。
すぐに逃げられる態勢で最初は蜂から少し離れた空間に霧を吹く。しかし、それだけで蜂に変化が生じた。それまでどこにも止ろうとしなかったのに少しすると蛍光灯を吊している鎖に止った。図に乗った私はシューシューシューラールーとフマキラーを撒散らした。
スズメバチ、悶絶。ごめんねとあやまりつつとどめを刺した。
山をうしろに背負っているせいか時々スズメバチを見かけてはいたが、工房内に入られたのは初めてである。虫取り網が必要かなあ?



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