アクセントはむずかしい

今、録画してあったTVドラマを観ていて、聞き取れない台詞があった。最初、私の耳には「遺族の▼〇☆に挑戦する」と聞えた。もう一度戻して聞くと「二足の草鞋に挑戦する」だった。

私のアクセントはいつも標準からずれている。今回もそうだった。「二足」を私は「にそく低高高」と読んでいた。辞書で見ると標準は「高低低」だった。役者もそう読んでいたため私はまさか「二足」とは思わず、「遺族」(高低低)と聞きなしてしまったのだ。

この感覚のズレのため群読の稽古でいつも悩まされる。私だけではない。四人いると二派に割れることが多い。群読では一音のズレも許されないので結果アクセント辞典は手放せない。また、つねにTVやラジオから聞えてくることばのアクセントに耳を傾けている。それが習性になっているのだ。