味噌作り




すべてのものごとには
季(とき)がある
それを季節という



今日は恒例の味噌作り。冬泉響の料理の達人妓娃尼さんの指導のもとで自家製味噌を仕込んだ。豆を茹で、餅つき器でペースト状にし、塩を混ぜ込んだ麹を加えて、よく混ぜ合わせる。陶芸の荒練りの要領だ。

よく混ぜ合わせた麹入り大豆ペーストを丸めて保存用の樽に投げ込む。空気を抜くためにかなり勢いよく投げ込むのだ。いい音がする。私も挑戦してみた。

たたら作りの粘土の空気抜きのつもりで最大の腕力で投げ込んだら大豆が樽の外に飛び散り多いに顰蹙を買ってしまった。なにごとも中庸が大切である(汗)。

樽の口を消毒して半年から一年間寝かせる。今日は去年仕込んだ味噌を分けてもらった。この味噌を食べ始めてからは市販の味噌が食べられなくなった。それほど美味しいのだ。


妓娃尼さんは毎年200人に味噌作りを指導している。つまり200樽の味噌を毎年仕込んでいるのだ。ひと樽あれば4人家族のほぼ一年分の味噌がまかなえる。私たちはいつもそのおこぼれに預かるように参加して自分たち用の味噌を仕込ませてもらっている。ありがたいことである。多謝。

その後、近くの公園で花見をした。昨日の雨で半分ほど花が散ってしまっていて残念なことをした。それでも十分に桜を愛でることができた。公園の一角では外国人が日本人に混じって花見の宴を開いていた。

桜あでやかに咲き誇り
神空にしろしめす
すべて世は事もなし




いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m
画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了




にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ
にほんブログ村