原土処理第2弾
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スズメの餌場に
止り木を七本立てた
前回の処理でこの赤土のおおよそが分ったので、残りの土の処理を始める。
まずは乾燥から。あいにく今日はうすぐもり。あまり期待できない。
少しづつ前へと進む……匍匐前進。
今年の課題は藁灰。斑唐津と乳白(乳濁)釉をものにしたい。天然ものはきまぐれで、なかなか思い通りに行かない。乳白は、6年前、合成藁灰で行った試験がある。これは実に安定している。合成に走る気持はよく分る。だが、訓練校の先輩が作ったテストピースを見る限り合成は合成でしかない。天然は確かにきまぐれだが、素晴らしい大化けをしてくれる。テストピースでもそれがよく分る。残念ながら自分の窯での大化けはまだない。ま、お楽しみはこれから……ということで。
ゆうべ、毎週通っている食堂のご主人にめずらしい木の実を頂いた。
調べてみるとメタセコイヤの実だった。子供の時、アメリカにあるメタセコイヤの巨木の根に穴を開け、車が中を通っている写真を見て驚いたことがあるが、あの木は穴を開けられてから弱くなり、88年後の1969年、落雷と積雪で倒れてしまったそうだ。
哀れな話だな。