第九の日々
連休は終日「第九」の稽古!?といってもドイツ語ではなくハイボ語?しかも合唱全部ではなくほんの13小節。テノール、バリトンのソロがデュエットで歌い出し、そこにアルトが加わり、最後に(満を持して)ソプラノが加わるところだ。
劇団の事情で全員女声である。わが劇団が普通より声が低めなことが幸いしてテノールのパートはそのまま歌える。さすがにバリトンパートはオクターブ高く歌わざるを得ないが……。
劇団の歌姫が二日でソプラノヴォイスのコツを掴んで絶叫に近い例のパッセージを楽しそうに歌い上げる。
何回繰り返したか分らない位稽古した。とにかく楽しい。うまく行かないのだが、楽しいのでついつい、もう一度もう一度と歌ってしまう。
この祝祭性はなんなんだろう?やはりベートーヴェンはただものではないのだな、と実感する。この気分は聴いていたのでは分らないのかも知れない。歌ってみて初めて知る不思議な気分である。第九の会が日本全国津々浦々にあるのもうなづける。
でも、公民館の別な部屋には迷惑だったかも……
低気圧のせいか調子が今ひとつパッとしない。こういう時は無理をしないで気楽にすごそう。新しく買った赤土(赤参号)に萩砂を混ぜ試験の茶碗を一個だけ弾く。省エネである。さらにピンクカオリンを混ぜて試験の湯呑を3個弾く。今日はこれでお仕舞い!
はやく低気圧よ去ってくれ。