ちょっとうれしい出来事
昨日は私のシェイクスピア学(?)を引き継いでくれる弟子が大学でシェイクスピアパフォーマンスデビューを果たした。受講生は最近の英文学科の風潮を反映してごく限られていたそうだが、それでも熱心に耳を傾け、シェイクスピアは面白いんだ、次のパフォーマンスが楽しみだ、という感想を残してくれたという。
ますます精進して、私には逆立ちしてもできない世界を教壇という舞台に立ち上げて欲しい。
さて、今日は劇団冬泉響の稽古。稽古日も残すところあと17回。いよいよ追い込みである。終日、昨日作曲した場面の稽古を行うが、役者の一番出しやすい音域を無視して作ったため、なかなか和音が決まらない。役者も楽器である。オーケストレーションは楽器の音域を考慮してこそ絶妙な音を鳴らせるのだ。基本中の基本が分っていない。そのつけが回った。
でも、最後にはいい響きにたどり着いたのでやれやれである。終りよければすべてよしである。
明日は待望の笛が入る。知人の紹介で私たちの要望に応じてくれた。はじめて会うひとだ。どんな音色を聴かせてくれるのか楽しみである。