斗々屋稽古




やっぱり風が噛みついてくる
The air bites shrewdly (Hamlet)

今年はしばらく斗々屋に挑戦してみようと思う。萩の師匠は斗々屋の名手だった。なんとかその気韻を写せないだろうか……

まずは土作り。大道土をベースに、でも見島土は使わずに味を出したいと考えている。

理想とする斗々屋は霞である。あの荒々しい縮緬皺は技術だけでは出せない。やはり土が勝負と見ている。

今日の土はそういう点からするとちょっと控え目だった。ま、いろいろ試してみよう。

分らないのが見込のへら筋。私の技術ではまだきれいに出せない。これもまた工夫あるのみである。師匠の斗々屋が手元にあるので心強い。


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