懐かしの歌




苺を食べた
梨を食べた
りんごも食べた
今はいつ?

寺内貫太郎一家が録画してあったので窯焚きの合間に見ている。
このドラマが放送されたとき、私は27歳、初めて仕事に就いた年だ。

大学院時代芝居(シェイクスピア)ばかりして遊んでいたので就職が遅かった。教授からにらまれたため名前を変えてやっていた芝居が私の半生を支えてくれることになるのだから、人生は面白いものだ。

もう時効だから話してもいいだろう。修士論文の指導教授と論文の主題(これもまたシェイクスピア)のことで大喧嘩して大学院を中退。高校教師になったが、天の配剤か、その教授が一年間外国で教えることになり、鬼の居ぬ間の洗濯、大学院に戻って修士号を取得した。

そんな顛末のおかげでちょっぴり冷や飯を食うハメになったものの、たまたまある大学の英語の担当教授が3月末に、同僚と大喧嘩して退職したため、おはちが私に回ってきた。大学の人事はだいたい10月には大方決まっているのだ。3月に退職というのは異例中の異例。おこぼれにあずかった。

どうやら若い頃の私は大喧嘩がキーワードだったようだ。

閑話休題。貫太郎に話を戻そう。とは言うものの、ちょっと守備範囲が狭い話なので興味ない方は飛ばしてください。

このドラマは最後に美代ちゃんと秀樹が屋根の上で「しあわせの一番星」を歌う。それが売りでもあった。今日聴いていて発見したのは秀樹が歌う裏メロだ。ほとんどが3度の音程で歌われるのだが、一瞬4度が現れる。その4度が不思議な雰囲気をかもしだしていることに初めて気付いた。

音楽の力は偉大である。

さて、窯焚きは試験焼成第3回目。今日は還元急冷。いつもながら最終段階の昇温でばたばたしたものの無事終了。

明日の窯出しを待つ。


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