雪の日の窯焚き 一夜明けて

前回うまくいったので気を良くして再び藁灰釉のぐい呑、湯呑


前回も流れて足が生えたが、今回はもっと盛大にやってくれた
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しかし、いつものことだが、そういうのに限ってきれいな色が出る
この色はまったく予想していなかった

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これも藁灰釉と鉄釉の掛分けの流れがきれいだ
写真では見えないが、向こう側に足が生えている
剥がそうとしたら高台の一部がいっしょに裂けてしまった!嗚呼!

でも、いいものも出来た!
その1
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その2
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その3
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その4 これは湯呑
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もう少し藁灰を増やしてもいいような気がするが、焼成法でなんとかなるような気もする
本音を言うとまた藁灰釉を作るのがおっくうなのだ・・・



∴今日の述懐
なんだか憂鬱なニュースばかりで気が滅入る
だが、そんなときこそみんなで励まし合って明るい気持を持ちたいものだ
やきもの屋は器を作って、それが少しでも明るい光となることを祈るのみだ
微力だけれど、今こそふんばる時だと自分に言い聞かせている

今日のシェイクスピアは
Timon of Athens

TIMON: My long sickness
Of health and living now begins to mend,
And nothing brings me all things.
(長わずらいもようやく治りはじめた。無一物になって、すべてが手に入った。)
まるで禅の悟りのようなことばに息をのむ。『リア王』では「無からは無しか生じな」かったが、ここに悲劇からロマンス劇への思想の転換が見て取れる。


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さらりと脱原発
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