玄白のための藁灰釉黒釉試験

久しぶりの玄白は準備に時間がかかる
まづは釉の確定をせねば
藁灰釉にしても、黒釉にしても、以前の釉はあるにはあるがもう入手不能な土灰を使っているので再現性が低いので、使える灰で試験する必要がある
また、藁灰も年ごとに仕上がりの差があるので試験は欠かせないのだ
さらに藁灰釉と黒釉の相性試験をしないときれいな流れは得られない

さて、今回は皿と立ち湯呑で試験してみた

焼成は還元1250 還元に入ってから6時間半、ねらしなしで鎮火

まづは皿と小鉢

皿:
土はわずかに鉄分を含むもの
藁灰釉は平津スタンパー、備長炭灰、ワラ灰 
黒釉は朝鮮唐津用に鬼板主体のもの
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小鉢:
土はかすかに鉄分を含むもぐさ土にかなり鉄分を含む赤カオリンを混ぜたもの
藁灰釉は群馬長石、なら灰、ワラ灰
黒釉は同じ
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面白いことに色調がまったく違っている


次は立ち湯呑

その1
土は小鉢と同じ
藁灰釉黒釉は小皿と同じ
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その2
土は鉄分やや多め土
藁灰釉は群馬長石、なら灰、モミ灰
黒釉は同じ

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予想したのとまったく違う結果になった
その2は藁灰釉の部分が透明になったが、見込は青味がかった
その1に見られたような流れはない


さあ、この結果をどう生かすか?
それが問題だ
いつもそこで失敗しているからなぁ・・・

予報では夜半から雪
今のところ曇ってはいるが空は意外に明るい







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