今日の仕事

まず最初は差し場に空きを作るため、初窯用の飯碗は当分、新工房の窯の中で眠っていてもらうことにする。梱包して移動、窯詰め(これを窯詰めと呼べば)する。
これで満杯状態の乾燥台車にだいぶ余裕が出来たので、また作り溜めが出来るようになった。

次の仕事は3月日に枝下ろしした杉の枝を燃やすこと。本当はイケナイのだろうが、雨が降りそうになると近隣のあちこちの農家で煙が上がる。おそらく農家のゴミをすべて収集したら焼却炉は大変なことになるだろう。その辺は阿吽の呼吸であろうか・・・。
杉は油分を含んでいるのであっという間に燃えてしまう。燃している最中に本降りになって来た。それでも勢いは止らない。
隣のお寺のシャクナゲを見に観光バスで老若男女(いや、老老男女かな)が大挙して押しかけてくる。結構な雨の中枝を燃やしているのを見て、わざわざこんな雨の中で焚火をしなくてもいいのに・・・などと言っているのが聞えてきた。
いやいやそうではないのだ。雨が降っているから燃しているのだ。みんな生活がかかっているからきわめて合理的な行動をしている。天気の日や風の日は危険なので枝燃しや枯れ草燃しはやらないのがここでは常識である。
国道の向う側では竹を燃していた。パ〜ンとか、ポ〜ンとか、勢いよく竹がはじける音がしばらく響いていた。
そこでお昼になった。
お昼を食べた後も枝燃やしはつづいた。段々土砂降りに近くなってきた。動いているので気付かなかったが一段落して工房内に入って見たら上から下までずぶ濡れだった。ストーブを焚いてしばし暖を取りながら、着ていたものを乾かす。

その後は居間の床張りだ。今日はフローリング材の土台になる構造材を張った。
私の役割は罫描き(けがき)である。柱など出っ張りのある部分を採寸して、そこをよけて裁断できるようにする。
それが済むと、ビス止めをするのだが、私はビスを等間隔に打ち込めるように鉛筆で印を付ける。これが意外に腰に来た。
途中で腰が悲鳴を挙げはじめたのでリタイアを余儀なくされた。9時半であった。ダビンチ氏はその後もひとり黙々と作業をつづけることであろう。
 
どうも最近身心が不調である。春は花粉症で鼻と目がやられるだけでなく、こころも乱れる季節なのである。それともなにかのビタミンが不足しているのだろうか?

工房から見る雨の日の夜の国道は美しい。ヘッドライトが道路に反射し、四つの灯りが数珠つなぎに流れて行く。超低速のルマン24時間だと行ったら友達に笑われた。

目ではよく見えるのだがカメラではこんな具合にしか映らなかった。



いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m
画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了


人気ブログランキングへ



にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ