縮緬工面
朝は雪、それから薄日が射したものの、泣きそうな空になり、ようやく午後2時ころからきれいに晴れた。
最初は居間に石油ストーブ2台置いて乾燥させていたけれど、なかなか乾かない。太陽の力は偉大である。乾き方が全然違う。お蔭で器は白く乾いた。底割れもしていない。今のところ大丈夫なようだ。一度でも不調があると神経質になってしまう。この前が特殊だったのかも知れない。
いつも感じるのは縮緬が出る乾き具合の見極めの難しさだ。乾きすぎもだめだが、柔らかすぎても出ない。去年のちょうど今ごろやはり同じ土で作った柿の蔕を削ったときには縮緬が気持よく出たのだが、今回やや出が悪い。
混ぜた土の比率も少しづつ変えているのでそのせいもあるだろう。
縮緬は楽しいけれど悩ましい。