作り
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雀蜂は工房がすきなようだ
ちょくちょく訪問を受ける
迷惑な話だ
一度焼いてみたのだが土の鉄分が思ったより少なくて釉の調子が出なかった。やり直しである。土の記録はあるのだが、完全ではない。その都度微妙に変化する。粘土屋の土でもロット買いでもして貯め込んでおかない限り、年によって多少変化してしまう。いい加減な∴ん窯の調合ではなにをか況んやである。
twitterはいつもおすすめユーザーが紹介される仕組になっている。たまたまある陶芸家のサイトを覗いてみた。伊賀焼の若手作家である。勉強家と見えて茶道の蘊蓄が各所に傾けられている。作品もなかなか立派に見える。
ただ、偏屈な私は些細なところに引っ掛かる。
挨拶頁の顔写真が、上から目線で閲覧者を見下している。おやと思い、文章を読み直してみると文体もやはり同じ調子だった。
自信の表れなのだろうが、私には傲慢に見えてしまう。この世界では傲慢なくらいでないと世に出ることはむずかしいのであろう。そういう若手を何人か知っている。そして、そういうひとが茶道を説いている。おかしなことだ。
だが、私も似たようなことをしているかも知れない。もって他山の石としたい。