またまた作り
早九月に入って二日経った。
昨日頼んだ粘土が今朝もう届いた。始めて使う粘土だ。さっそく弾いてみた。
砂気はほとんどなく、どちらかというとねばつく感じが貫入土に似ている。
その他、もぐさ土、石まじりの原土ベースのブレンド、削りカスに水を入れた福土で湯呑や豆皿を弾いた。
茶碗系ならなんでも好きだ。試験の意味もあってつい湯呑を弾く。焼いたものも圧倒的に湯呑が多い。次にぐい呑、飯碗。
お客さんからはお皿が欲しいと言われているのだが、皿は苦手である。弾く悦びを感じられる境地に達していない。大物も作らない。そういうガッツを哀しいかな持ち合わせていない。
一方、茶碗系はろくろも楽しい、削りも楽しい。性分なのだろうか。とにかく茶碗が作れればしあわせなのだ。そろそろ柿の蔕を作りたいのだが、土のアイディアが出てこないのでしばらくはおあずけだ……