百窯目の窯焚き




草が一斉に生い茂り
里山の景色が変った

百窯と言ってもさしたる感銘もなく、普通のやきもの暮らしの一日だ。

何かを成し遂げたろうかと思い返す……う〜ん、ことさら取り上げることはないなあ。強いてあげればようやく自分なりの藁灰釉調合が見つかったことか。

やきものの常識では334という比率が塔のように立っている。訓練校でやった三角座標でも334あるいは343あたりがよい釉調を示していた。だが、自分の窯でやってみるとまったく違うのだ。考えてみれば当然のことである。訓練校で使う原料と∴ん窯の原料はまったく違うものである。常識となっている334にしても長石土灰藁灰というだけでどの原料という特定はないのだからそう簡単ではないのだ。

だから、結局自分で使う原料での比率を見つける必要がある。それに気付き、発見するまでに百窯を要したということだ。そういう意味では記念すべき百窯である。


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