SDHCという便利なカード

電気製品の変容は素晴らしい速度で進んでいる。音楽の聴き方もどんどん変化する。レコード、オープンリールテープ(若いひとはおそらく見たことがないだろう)、そして、カセットテープ、そしてCDから始まるデジタル時代が来ると変化は加速する。indexが簡単につけられるDATは芝居の音響ではお世話になった。そして、画期的に思われたMDは短命に終り、あっという間に書込み可能なCD、DVDに取って代られた。

考えてみるとみな回転体である。

それが今度はカードに取って代ろうとしている。まあ、運動の仕方を陶芸の比喩で言えば、ロクロからたたらへ、ということか。(たたらの方が進歩しているという意味ではないが・・・)

これはパラダイムシフトである。技術者が、レコードで始まった音は廻して出すという固定観念から解放されたのだ。

この間買ったミニコンポで私が今使っているのは4GのSDHCカードだ。SDカードの進化型で現在32Gまでが用意されているが、この規格もMD同様短命かも知れないらしい。世の中32Gくらいでは満足しないのだ。そのうちにHDではもう始まっているテラの時代になるだろう。

でも、たった4Gでもバカにならない。比較的高品位の音質で約66時間999曲まで録音可能だ。では32Gだったらその8倍録音出来るかというと、ダメなのだ。二倍強の139時間しか入らないのである。要するにメディアの進歩にハードウェアが付いていけないのだ。

CDからは約7倍速でダビング可能なのでとても便利である。だが、使ってみて気付いたのだが、次から次へと録音したのはよいのだが、何百と入った曲を楽しく聴けるように整理するのが大変である。こっちの方はソフトウェア(インターフェイスと言うべきか)が追いついていない。

そんなことをあれこれ思いめぐらしながら、機械好きな私はけっこう新しい音楽生活を楽しんでいる。

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