薬のせいじゃなくて

ゆうべはほとんど眠れなかった。最近比較的熟睡できていたので久しぶりの「まんじりせず」だ。
とかく春へ季節が動くときは体調が狂う。私だけのガタではないだろう。
こういう時は入念にからだをほぐしてやらないと筋を傷める。ラジオ体操からはじまってあれやこれやの準備運動・・・。
最初は腰痛防止のための体操だったのだが、それがからだをほぐしてくれ、その上、メタボ対策にもなることを発見。
でも全部やるのに小一時間掛る。時におっくうになる。さぼる。さぼって知るほぐすことの大切さを。
からだをほぐさないのは、菊練りをやらずに水挽きするようなものだから、とても剣呑なことだ。
脱線・・・。
知人と話をしているとき、ふとしたことから珈琲などの宣伝に出ている福▲某の話になった。
私はこいつが大嫌いである。画面に出るとチャンネルを変える位見たくない。
「私はかっこいいのだ」光線を自意識過剰に放っているところが鼻についてならない。その上、声が定まらない、台詞が下手くそだ。
ひょっとしてキムタクの向うを張っているのだろうか?それは無理だ。キムタクは「私はかっこいいのだ」光線放射の天才である。だから力が抜けている。気障が板についている。水が流れるように気障である。別にキムタクが好きというわけではないが、こういう才能もあるのだと思う。
ごく自然に自分を舞台に乗せられる人間は、だから、コミカルな演戯(つまり道化役)もこなす。そして、ますます「私はかっこいいのだ」光線に磨きをかける。一方、自意識過剰輩はかっこいい役しか引き受けない。そして、ますます臭い大根になり下がるのだ。
こういう手合いは、私の偏屈な評定では、決してTVに出てはならない人間に分類される。最近のTVはこの分類種族が多すぎる。
一方、出て欲しいひとは、そういう風潮を察知してか、TVには出ない。見る側としては辛い。
それでも高いコマーシャル量を払う企業があるのだから、日本は平和で、不況知らずだと思う。
福▲を愚弄するなとファンから言われそうだが、蓼を食う虫も食わぬ虫もいるのだ。