干す

この地で採取した粘土が一体どんな性質のものやら試験焼成を待たないと分らないのだが、使えるとしても生一本は無理だろう。可能性が高いのは強い粘土に混ぜて使うということだ。乾燥にも時間が掛るのでそろそろ準備をしようと思い、まず赤土一袋を干し始めた。

粘土を採取した今◎氏の裏庭はユンボで平にして自転車置場が出来つつあるが、まだところどころに粘土らしき塊が散乱している。そのままではこれらもならされて庭に埋れてしまうので今のうちにと、集めてみた。
以前紹介した青灰色の土もあった。

今回はじめて見かける白い塊もあったので念のために採取しておいた。

粘土がダメでも釉にはなるだろう。たぶん。
干し場はここ。

そう、廃車の屋根を貸してもらっている。

設計の方も急ピッチで進んでいる。
進んでいないのは私の頭だけか。土地が手に入り、設計も大詰めというのに現実感が伴わない。不思議なことだ。芝居の稽古に似ているかも知れない。稽古、稽古の毎日を送っていると舞台の現実感、つまり、お客さんがこの芝居をどんな風に受取るのか、その感覚が麻痺して来る。そういうときは知合いに観に来てもらう。第三者が稽古場にいただけで稽古は本番の生々しさを手にする。不思議な化学反応だ。
私の現実感もなにかの拍子に俄然蠢きはじめるのだろう・・・。




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