試し弾き

最近、ときどきふらりと楽器屋へ行き、置いてあるギターを試し弾きさせてもらう。選ぶのはその楽器店で一番高いものと決めている。この前は伊勢崎の店でアリアという日本の製作所がスペインで作ったギターを弾いた。まだ若い音だったが、弾いていて顔がゆるんでしまうほどよく鳴り、またフレットの作りも弾きやすかった。
ああ、いいギターというのはクレッシェンドするとちゃんと付いてきてくれるものなのだ、と思った。持っているのはオークションで落した安いのしかないから、その差にびっくりした。
もう少しいいのを手に入れたいと思い始めている。
高校生の頃、クリスマスに奮発して河野賢の手工品を買った。ネックをこわしてしまい、今はない。惜しいことをしたと思う。オークションに出る河野ギターはとんでもなく高いものばかりだ。私が買ったのはそれほど高価なものではなかったものの、それなりにいい音が出ていた。氏はまだギター作者として世に出たばかりだったので私にも買えたのだ。
きのう、太田の楽器店で試し弾きをした。スペイン製の有名なギターだ。値段も高い。さぞかしいい音がするだろうと期待した。
だが、弾き始めてすぐに、おやっと思った。フレットとサドルの調整が不十分でそれほど大きな音を出していないのにビビリ音が出ている。それから全体的に音が奇妙に派手だ。ちょっとがっかりである。
こうやっていろいろなギターを試しているうちにどうしても欲しくなるのに出逢うことだろう。私に払える値段だとよいのだが。




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