救いの雨
実にひさしぶりの雨である。夜半から屋根に雨音が聞こえ始めた。時々雨脚が強まる。うつらうつらそれを聞きながら寝入った。
ゆっくり起き出す。こんなに涼しい日はからだが楽だ。うす暗いのが難点だが助かる。
というわけでお昼は佐野へ。もちろん宝来軒のラーメンを食べに！期待に胸を弾ませてBOOK OFFを曲がる。ん？遠目になんだかひっそりしている。おかしい。店の前に来て愕然。本日、臨時休業の札が下がっているではないか。
腹が空き始めた私の体内にちょっとした衝撃が走る。仕方なく佐野在住の佐野ラーメン調査員に情報を求め、向う。
アウトレット近くにあるその店の麺はもちろん手打麺（佐野ラーメンはすべて手打であることが条件である）、腰がしっかりしていて歯と舌が喜ぶ。スープはこれももちろん透明な醤油系。残念なのはやや塩味がきつかった。美味しければ（メタボにも拘らず）スープは飲干すのだが、それは無理であった。
このラーメンの味を言うならば、残暑のただ中、涼雨養生の一日、というところか。
