はや千秋楽

二日公演なので初日を開けたらもう千秋楽だ。
舞台でしか感じられない感覚がある。やきものをやるようになって改めて気付かされた感覚。それは舞台が比喩ではなくて人生そのものだというものだ。自分ひとりのとき、ふと、いのちのいとしさを思うことがある。そういう人生の深部での皮膚感覚、いや、血管感覚かな、そういう感覚が舞台にはあふれている。
人間が生きものであるのと同じに舞台そのものも生きているのだ、と思った。
芝居の善し悪し、好き嫌いは観客それぞれだろうが、時の流れの深みに触れる感覚を味わうため、ひとは劇場に足を運ぶのだろうな、と思った。


群読 この世はいつでも閉ぢた扉だ
扉がどこにあるのかは誰も知らない

雨が降ってゐる
私は濡れる
気付くとそこに扉が開いてゐた
閉ぢたまま開く開かずの扉
さあ、行ってこよう。





いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m
画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了


人気ブログランキングへ


にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ