柿の蔕、もう一つ
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南北の窓を開け放つ
南風が入ってきて涼しい
山からはヒヨの声が聞える
もう1個分だけ柿の蔕用の土が残ったので、弾いてみる。
しかし、どういう具合か全然形にならない。
胴をふくらませようとするとこんな風になってしまう。
胴がこんなだからとても樋口を作っている余裕がない。
また、つぶす。
実はこの土、前回もてこずらされた。形にならないのをつぶして袋に入れて寝かせておいたのだ。
二日くらいではどうにもならないらしい。萩砂を少し混ぜてみる。
さて、どうか……
不思議なくらい簡単に出来た。砂の威力いかばかりか!
・ ・ ・ ・ ・
からりと晴れた空……というわけにはいかないが、外干し日和ではある。
湯呑を干す。最初、底を上に、少ししたら口を上に、もう少ししたらまた底を上に、と返しながら中まで乾燥させて行く。
相変らず元気なバナナ
密集して生い茂るバナナ。それでも手が届くところのは浅クワで伐っているんだけれど……