施釉中



太郎を眠らせ
太郎の屋根に雪ふりつむ。(三好達治

何故か、いつも施釉は息切れがする。知らずに呼吸を止めてしまっているのだろうか?

今日はゆったりすることにした。施釉を楽しむ。施釉楽の気持だ。いつもは特に、締切があるわけでもないのに、何となく急かされてあたふたと施釉している。

要反省、要猛省。ま、たのしくやりましょうや。(この台詞誰のだったっけ?)

というわけで雪景色を眺めながらただ今ゆるやかに施釉中である。

一つの釉が済んだので今お茶の時間。喫茶去。

この小湯呑、最近気に入って使っている。奈良の土にとんでもなく粗悪な灰を単味で掛けただけなのだが、なんだか未完成という風情が好きだ。



見込や高台脇に溜った灰もよい。

私はこういう完成途上の感じが好きだ。ただの手前味噌か?それが証拠に展示室ではまだひとつも売れていない。






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