やはり気になる
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雨、そして、曇天
今日は傘の下の餌台にスズメが来ている
TVドラマを見ていて気になって仕方ないことがある。それは役者の箸の持ち方だ。特に若いひとはほとんどきちんと箸を持てない。NHKの連続TVドラマでは食事の場面がしょっちゅうあるから気になって仕方ない。
箸の文化はもう絶え果てようとしているらしい。
箸がもてないひとは大抵鉛筆の持ち方もおかしい。興味のあるかたは注意して観察するとよい。どうしてこうなってしまったのか、私には分らないが、その根はずいぶん前にさかのぼるのかも知れない。
というのはさきほど録画してあった二時間ドラマを見ていたら私より年配の男優(彼は時代劇にも、二時間ドラマにも出るし、その他グルメ番組にも登場している)がとんでもない箸の持ち方をしていたのだ。たまたまT氏がおかしかったのかも知れないのだが、問題は箸だけではないのだ。
日本人の規範に対する考え方が変化したことが一番の原因なのだ。箸の持ち方など自由でよいではないか、ものが食べられればよいではないか……そういうことなのだろう。
なんでも自由。素晴らしい日本!
映画「かもめ食堂」で多くのフィンランド人が美しい箸づかいを見せているのを見ると複雑な気持になる。