2016-01-01から1年間の記事一覧

朧藁

¶展示会前最後の窯出し狙ったものが出た しかし、3種類の土に藁灰釉を掛けてたくさん入れたがうまく行ったのはほんのひとにぎり どうもこの釉調は最上段の最前列に置かないと出ないようだいよいよ明日は搬入。普段使われていない蔵なので大掃除から始めなけ…

黒釉勢揃い

¶期待と不安のやじろべえやった〜!一度うまく行ったのち、何度やっても失敗ばかりだった黒二種問題はただ一点 釉の濃度だった 水分調整はいつもムズカシイまづは乱れ花咲く弁天小僧菊之助 つぎがややつや消しで深みのある玄海 五人聚でいうならば忠信利平 …

¶今朝の窯出しからすらりとした魅惑の女性に囲まれたい願望 ∴おもしろい立ち方をするね 〇これが腰に痛みを走らせない立ち上がり方だよ ∴上体は垂直に 〇そう、だから脚力が要ることこの上ない いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_…

いつまで経っても治らないもの

¶それは計画を立てられないことだから直前になって大慌てするなんど同じこと繰り返したことか余裕をもって展示会に臨む・・・なんて夢のまた夢井戸茶盌展のときだって搬入の日に窯出ししていたゆうべ智慧をしぼって考えてみた作った器をすべて焼くには4窯必要だ…

devil's attack!

¶やってしまった というべきか やられてしまった というべきか 嗚呼、この大事なときに ギックリ腰不用意に朝の固いからだで前傾作業 あとから思えば禁断の姿勢どうするどうするま、悩んでもしかたない最近のギックリ腰治療は安静ではなく普段通りの生活を勧…

掃除キライが掃除する

¶黒釉、窯出しうまく行ったものとバリバリになってしまったもの 釉と土の相性なのか、生掛けだったので陶体自体の水分が抜けきっていなかったのか・・・いずれにせよ黒釉は素焼きした方が無難であることを発見窯出しをさかのぼること4時間(4時) 3時にトイレに…

シャカリキ

¶ 久しぶりに板6枚弾いた。窯焚きの温度調節の合間をぬって。弾き終えて外へ出ると涼しい風が気持ちいい 目の前の原っぱはあきらかにイノシシがごろごろ転げ回ったあとが残っている窯はねらしに入った。今回は3時間のねらし。この窯で完全キープは不可能なの…

時間の色が追い込み色に

¶試験をしているとキリがない。井戸への名残の窯からひと月以上すぎ、掌のうつわ展の開幕ははや来週半ば!試験は永遠の先送り イケナイいけない さあ、勝負の時だ今日の窯は黒だけの窯 どんな黒が出るか・・・・・・一昨日の窯出し こんな飴色も悪くはないが、もそ…

"(thy shadow) Makes black night beauteous, and her old face new"

¶再び黒途中、少し還元を強めてみたその1弁道(弁天を修正) その2黒風 その3初黒 釉が流れてしまった! 一方 藁白は還元の影響を受けて斑が前面に出てきた ∴舌を噛んで痛い! 〇私は昨日から腰痛再発で不便 ∴そとは雨 〇今日はあそこへ蕎麦を食べに行こ…

"Thorough flood, thorough fire"

¶藁白小皿白と黒 広い大地の陽炎黒もむづかしいが、白もわけが分らん。微妙な色合いの変化はどうやって起こるのか・・・ 相変わらず出たとこ勝負だ ∴やっぱりダメだった 〇マクラーレン・ホンダ ∴今年中の表彰台は夢のまた夢か 〇トヨタもルマンの表彰台を逃し…

"Come, gentle night; come, loving, black-brow'd night;"

¶黒釉試験6種 その1初黒 その2黒風 その3鬼晒 その4木曽黒 初黒と木曽黒がよいかな。ただ焼成で大きく変化するのでいろいろな雰囲気、温度で試さないと判断できない そもそもこの温度で焼いたのは黒風がよかった曲線だったのに、今回はあまりよくなかっ…

さまよいの旅

¶黒試験。またしても不調 むむむむむ こうやってみると黒は写真に撮りにくいものだ きっと照明がかんじんなのだろう さて、必要なのは高温用と低温用の二つの黒いろいろ考えていると頭がぐちゃぐちゃになる取りあえず低温に的をしぼってやってみよう 一度に…

ようこそ

¶新しい藁白、土を変えて酸化でやってみた いい感じだ藁白に大胆な変革を試みる おもしろい!青が出るとは思っていたがこれほど出るとは!ただ、釉剥げをどうするかだ・・・素焼きした器でこれだからなあ。 待ちきれずに窯に入れた小皿も問題なく焼き上がったが…

梅雨とは言え

¶よく晴れ、そして暑い 外干し二日目 待ちきれずに小皿一枚は生掛けで窯に入れてみた ダメもとの原点 二階からのながめ 写真で見ると涼しそう ∴雨ふらないね 〇おかげで立葵がアブナイ ∴枯れた? 〇絶えず水分補給してはいる 熱中症対策 いつもおつき合い下…

第三の炎

¶焼成法でがらりと色調が変わる藁白系のおもしろさ。 だが、玄白は相変わらず不調のまま。藁白はほぼ決定したが、黒釉の方向がまだ見えず。去年のも悪くはないのだが、別なやり方を試したい。 ∴立葵その後どう? 〇根は付いたと思うんだけれど、葉っぱの色が…

田植え

¶そば屋さんに頼まれた蕎麦猪口 気に入ってもらえるか…… ∴立葵、そのあとどう? 〇移植してからとにかく水をやりつづけた ∴けっこう大変って聞くからね 〇ちょっと気合いを入れてみました いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m …

荒れ庭へようこそ!

¶立葵(たちあおい) これからしばらくこのあたりで可憐な花をほころばせる。去年近くの農家からこんなに!というほど種をいただいて庭にまいたのだが、あえなく全滅。 今日、株ごといただいた。さて、根付くといいのだが…… ∴よく見たらバラに虫がたかってい…

還元酸化吟味

¶同じ土同じ釉で比較(左が還元、右が酸化)この土はおもしろいように違いが出る 教科書的な還元・酸化の違い 2種類の藁灰釉を比較(左が旧版、右が新調合) 右の方が涼しげでこれからの季節に合いそうだ 2年前、展示会のときにいただいたミニバラを地面にお…

移行

¶∴ん窯、井戸期から唐津期へまづは藁灰の試験。以前のものと新しい調合を胎土を変えて。 違いははっきり出た。胎土で使い分けるとよさそうだ。次回はもう一種類新しい調合を試してみよう。 なづ、お気に入りのしまちゃんと いつもおつき合い下さりありがとう…

時は夏、日は朝

¶久方ぶりの外干しだ〜っバナナ相変わらず元気にすくすく ∴黒がいいらしい 〇なんの話? ∴血管を丈夫にする食べ物 〇じゃ、墨を食べるか…… いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示され…

業種替え?

¶ 七月に有鄰館でうつわ展をやるので、重い腰(痛い腰)を挙げて作りに入る。よいしょ。 植木鉢の依頼があったので試作。底に穴というのが新鮮。うっかり穴というのは何度もあるが、意図して開けたのは初めて。 ∴だんごをいただく 〇どっちが好き?みたらし…

しばしの別れ

¶名残の裏の窯より 問題作4点 融けすぎて色が悪い、貫入が大きすぎる、釉の貼り付きが悪い、生焼け 失敗はヒントの金山 きっと何かが隠れているはず三番目のはこんな感じになった もうちょっとだけ貼り付いてくれたらいい感じだったさて、これでしばらくは井…

兎と亀

¶名残の裏の窯より その3 新しい土に諦めかけた井戸釉を掛けてみた 次の一里塚へ向けて出発 井戸ばかり弾いていたので湯呑やご飯茶碗がやけにちいさく感じる ∴ まだ鶯が鳴いている 〇There's no clock in the forest. ∴ほお 〇森には数字はいらない いつも…

脱皮の節

¶名残の裏の窯よりその2 これまでの定番釉から離れて、新しい釉に移行中ちょっと濃度が濃すぎたようだ ∴今日のシェイクスピアは? 〇"Shall I compare thee to a summer's day " ∴夏? 〇あの時代では五月。一年でもっともよい季節 いつもおつき合い下さり…

名残の裏

¶知り合いのツテで茶盌や酒器をお店に置いていただけることになる まだ置いてもらっているのは一軒 これで二軒目になる外に出るのは展示会だけ それも年二回から多くて三回 なかなかひとに見てもらえないというのが現状置いてくれる店が増えるのはありがたい…

"play's the thing"

¶井戸茶盌展しづかに閉幕終わるということ 前にあった予測不能の雲が、固まってうしろの岡になること 未来が過去になること (小井戸茶盌 展示会には出さなかった)いちばん沁みるのは今臨書している黄庭堅の俗気離脱の苦心 俗気はなかなか振り落とせないも…

"these were the joys of that house. . . . / To which he has now returned."

¶井戸茶盌展、無事に開幕。 例年どおりのゆるやかな滑り出し 展示茶盌48口 一年ぶりのなつかしい顔 macneiceのsoap sudsの思い、潺湲 ∴井戸って何? 〇茶盌だよ ∴茶盌って何? 〇茶を飲む器 ∴そんなものになんで血道を上げてるの? 〇そこに人生の分岐点があ…

"There is a tide in the affairs of men."

¶忍び足でやってくるものがある。気付くとすぐそこにいる。 これまでの果実 南方系だったり、雪山だったり・・・ こうしてみると色とりどり。展示会のための数は揃った。明日が五連焼成のファイナル。 ちょっと冒険してみるかな? ∴火曜日はどんな日? 〇外でお…

"Bare ruined choirs, where late the sweet birds sang"

¶展示会直前の五連焼成も残すところあと二回。さすがに大きな冒険は出来ないが相変わらず微妙な調整が必要だ。そのたびに窯出しが心配でもあり楽しみでもある。施釉の最中、ちょうど夕陽が射し込んできた。こんな感じの井戸が出来たらなあ・・・ なづ菜は我関せ…

"My heart leaps up when I behold / A rainbow in the sky:"

¶ 地に虹が架かったような窯出しの朝大井戸その1 やはり火表は梅花皮は融けきっているが裏はおもしろい模様となる 大井戸その2 もうひとつの茶盌。こちらは鱗模様がよい ながくつき合ってきたもうひとつの井戸釉はもう一息か ∴今日は暑いね 〇和室にいる分…