接近遭遇

まれなことだが、時折ある。舞台の神様との遭遇だ。いっしゅんだが稽古場の空気がさっと変る。時間が止る。いや、もう少し正確に言うと、止りはしない。まったく別種の時間が流れはじめる。
もちろん、私たちの芝居が素晴らしいと言いたいのではない。作品の質がよいとか悪いとか言うのはこの世の時間内の、謂わば、作品を向う側に見ての出来事だ。そういうことではない。とてもうまく説明できそうにないのだが、理窟で言うなら、この世の中の一部でしかない舞台の世界が、逆にこの世より大きくなってこの世を包み込む、とでも言うのだろうか。う〜ん、そうじゃないなあ。やはりうまく言えない。詩人ならここで詩を読むのだろう。
残念ながらやきもの作りの過程でやきものの神様に遭遇したことはない。そのうちに窯神に出会いたいものだ。ただいま32窯。



いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m
画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了


人気ブログランキングへ


にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ