ようやく

鈍色恋唄の幕切れが決まった。芝居は時間の色が勝負だ。特に筋書きのはっきりしない冬泉響の場合は。
こんや、奇跡的にいくつかの偶然が重なり、舞台が濃い色で染まった。窯で言えば窯変である。やれやれである。
役者も囃子方もいっしょになっての成果だ。
ただいま!という感じである。



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