晴れた日に水が出ない
昨日は曇、今日は晴。
紹介された窯場候補地が晴れた日にどんな顔を見せるのか見に出掛けた。玉村からは約一時間の距離だ。
隣家は川をはさんで木工所が一軒、雑木林と畑をはさんで一軒だ。環境はやきものによいと見た。その木工所のひとが声を掛けてきたので事情を話す。土地を巡るいろいろな思惑がせめぎ合っているらしい。辺りのほとんどの土地は「お大尽」と呼ばれている家のものらしいが、境界線が昔のことで厳密でない。ある土地がいつの間にか別人のものに化けたらしい。村道だった道がいつの間にか石垣で止められ、そこから先が個人の所有に変ったこともあるという。
利権が絡むといろいろある。
それはともかく、窯場にとって大問題、発覚。水の確保だ。いろいろなひとから、電気やガスは何とかなるが、水だけはどうにもならないよ、と言われている。
国道沿いにある土地だから当然本管が来ていると思ったら、さにあらず。かなり遠いらしい。その上、掘削の際に制限の多い国道の向う側だそうだ。とにかく当たって砕けろだ。
だめなら別なところを探すまでだ。