2017-01-01から1年間の記事一覧

不思議なことだ

¶カオリン4種試験カオリン以外の成分はこれまでと同じ 剥離なし大井戸ではどうだろう? この前剥離した釉を熱湯で洗ってみたが・・・ やはり・・・成分の差はほとんどないのだが・・・じゃ、これまでのカオリンが・・・? いや、それだってこれまでまったく問題なかった…

疑わしきを絞り込む

¶少し前の釉で試験 焼成法は同じ 剥離はないので、焼成の問題ではなさそうだまた、別な試験をしてみよう ∴山房のすぐ前のバナナ林をばっさり切ったら景色が変わった 〇秋だな ▼田んぼの稲刈りも大分進んできた ◎北の庭では朝顔が時を惜しんで咲いている いつ…

剥離ふたたび!

¶原因が究明できた!と思ったのだが、またしても剥離! どろ沼に足ずっぽり・・・である気を取り直して、また試験やっぱり土灰に問題があったか? あるいは、長石?取りあえず、作り置きの釉で同じ焼成法でやってみる これで問題がなければ焼成ではなく釉に原因…

満を持しての筈が・・・

¶またしても大事件!!!しばらくこの事態は防げていたのだが・・・う〜む悩むなあ・・・原因が特定できないこれまで徐冷に目を向けて来なかったが、もしかすると・・・試しに徐冷をやめて焚いてみよう同じ釉、同じ土、同じ曲線 それでどうなるか?ああ、今回から本番…

悩ましい〜!

¶茶盌展に出品予定の大井戸の土と釉がおおむね絞り込めてきたのだが・・・決定と思われた釉のひとつが前回とまったく違う反応今回はこれ 前回はこれ ???調合ミス?土も違うし、器のサイズも全然違うので釉の吸い込みに差があるから何とも言えないしかし、念…

貫入検査

¶土の収縮率検査と同時に貫入の調べもやってみた分ったこと⇒現行の井戸釉との組合せだと収縮率の大きい土ほど貫入は細かく、収縮率の小さな土はまったく貫入が見られない だが、一概に収縮率だけでは貫入の大きさは判断できないようだ 土の成分とのからみも…

四歳の誕生日

¶ なづ菜、四歳の誕生日おっとり屋なのでゆっくり成長している恒例の誕生日ケーキならぬ、誕生日あんパン! ロウソク消しの儀式のあと、両手であんパンをかかえ、これ全部食べていいの?と満面の笑み いくらなんでもそれは無理小さめに切り分けたのだが、そ…

イタタタッ!

¶ 一体なにごとが起こったのか? 茫然自失 今日で土の方向を決定!の筈が・・・ とんでもない結果になった確かに土によってはこれまでも剥離はあったが 安定した比較基準土までも剥離しているので、これは窯焚きが原因としか考えられないう〜むもう一度試してみ…

71歳最初の窯焚き

¶決定版!のはずだったのだが、還元の時間がちと長すぎたかちょっと不満がある その1:浅70土拈夏 最上段 形はこれが気に入っているのだが・・・ その2:浅そ土拈夏 最上段 化粧したところが釉剥げしてしまった 馴れないことをするとこういうことになる・・・の・…

何とか一歩踏み出せたか

¶井戸釉試験QED版のつもりで臨んだ窯焚き様子見に根、中段、上段と置いてみた 今回の釉(拈夏)は、根では若干不満はあるが、中段、最上段では狙った通りの上がりになったふうっ!ようやく一歩前へ出られた 釉調合はほんとうに微妙な調整でがらりと変わるの…

かぎりなく漸近線に近い枇杷

¶ その1:浅そぶ土香夏釉 半夏の調合の基本を考え直してみた これは味わいがある この線を推し進めてみよう 比較のために半夏の2点 ちょっと全面に花が咲きすぎる傾向にある その2:浅60土半夏釉 その3:浅70土半夏釉 本命になるかと思われていた梅干改良…

井戸の舞

¶ ひさしぶりに晴れた 太陽のありがたいことこの上ない さて 相変わらず井戸の試験その1浅肝土、半夏釉の組合せ ほぼいい感じに上がったのだが・・・ ただ、途中で(またしても!)うっかり左衛門は油を切らして、温度急降下したので焼成曲線は参考にならない…

待望の焼成曲線なるか?

¶ 窯出し大井戸4点その1浅肝半夏 その2浅肝梅干 その3浅肝梅干 その4浅肝梅干 融け味は根の奥に置いたその1の井戸だけがよい感じ 残りは融けすぎ 歩止まり悪しちょっと曲線再考の余地ありだな ∴雨ばかり 〇米は大丈夫か ▼ツバメが消えたらトンボの大群…

ちょっと融かしすぎた

¶その1 石だらけの原土で う〜む、井戸では原土のよさが活かされない やはり柿の蔕の方がよいか・・・ その2 これまでの土(浅肝)これまでの釉(梅干) ちょっとした判断ミスで梅花皮を融かしすぎてしまった まだまだ修業が足らないなあ その3 これまでの土…

台風での窯焚き

¶ とはいえ恐れたほどの雨風はなくひと安心さて今回の成果は3点 これがうまく行けばいよいよ11月の茶盌展に向けて窯焚きラッシュなのだが・・・井戸その1釉は梅干 はじめて大井戸で試す 上出来!ちょっとうれしい 魚子貫入は今回目標に入れていない(無念では…

井戸釉試験最終段階

¶2種類を試す最初の2つはいまのところ一番釉の「梅干」の再試験 最後のは長い間使ってきた「春雪」の変奏「春夢」 ちょっと濃度が高すぎたが花の感じはよいのでもう少し改善したい もしかするとこっちが一番釉になるか? ∴しばらく暑かったのにこのところ冷…

蝉、羽化したばかり

¶今日は窯焚き窯のすぐ前、森の手前に毎年朝顔が咲く この間から咲き始めたので朝それを見に行くのがたのしみだ今朝も朝顔を見ているとおや? よく見ると 油蝉だカメラを近づけてもまったく動かない どうやら羽化したばかりらしい蝉にとっていちばんいのちの…

道がきれいになった

¶ わが家へとつづく一本道(一応は公道である)の北側は、雨の日になるとすぐ上の土手から土が流れ落ちる ここに住んでかれこれ7年 土はたまりにたまりそこには桑の木が生えたり、草が生い茂ったりしている 道が広ければ問題はなかった だが、この一本道、…

井戸釉試験

¶だいぶ∴ん窯の井戸釉に近づいてきた釉名「梅干」 あとは釉の安定(再現性)だ 井戸釉は釉濃度と焼き方でがらりと変わる まづは焼成法 これまでの試験から得た良好な焼成パターン2種類で試してみよう魚子貫入はまだほど遠いのが残念だがあれもこれもと欲張ら…

雨の窯焚き

¶∴ん窯の北側 窯は北側にある 庭はほとんどない 軒下から一歩踏み出すとすぐそこに森が迫る(残念ながら他人の所有) ∴ん窯の南側 バナナの林 南側にもほとんど庭はない このバナナもほとんどは境界線の向う側の草原に生えている いつもおつき合い下さりあり…

井戸釉試験つづき

¶6種類試したが、3つはまったく箸棒不懸 残りのその1 これは施釉したとき「濃すぎた!」と思った ので、ちょっとだけ水を加えてみた これはよい感じ ただ花が丸まっている 焼きが問題なのか調合が問題なのか・・・ 最後はこれ これも丸い花 花以外はしっとりし…

窯出し

¶ 親戚ご一行の陶芸体験のうつわを窯出ししてみると・・・どうやら土の選択を間違えたようだ・・・ 申し訳ない(汗)水挽きでは問題ないが、手びねり、たたらではニューがあちこち・・・ いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリ…

大井戸再び

¶新しい釉を模索中 こちらが試験釉、春泥 灰や土の分量を減らしてみたが、あえなく失敗 こちらは比較のための古い釉、春雪 釉調に不満があるので改良版を見つけたい! いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックして…

KUSS無事

¶作ったKUSSすべて窯詰めしたので失敗はゆるされない還元焼成さて、どうか・・・祈る窯の眠りを覚ますと、機嫌良く起きてくれたひと安心 大きく分けて3種類の土を使った 白はこれまで使ってきた貫入土 今回は、ちょっと気分を変えて唐津の土も試してみた使い手…

せっせと

¶ごくごく小さな湯呑???製作中 その名はKUSS ちょっと特殊な器だ 唇の運動に障害のある子供が使う 使っているうちに自然に上唇が正しい運動をするように促されるという もっとも正確なところは私には分らないのだが・・・ とにかく一種の医療器具だ というわ…

原料調達

¶ 久しぶりにぶらり出掛けた美濃・瀬戸今回は旅というより研修旅行窯業の地の風をからだに吸い込ませてきた さて瀬戸と言えばヤマダ窯業原料!貫入土、本業土など調達してきた告白すると実は本業土は始めて使う訓練校で始めに使うのが貫入土この感触は手が覚…

巨井戸窯出し

¶ 大きいと勝手が違うな 焼き上がり口径23cm乾燥に不安があったので450度まであぶったのがいけなかった 胎土の感触が素焼きに近かった 当然釉の吸い込みはよい全面に花が咲いてしまった いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画…

のほほん

¶展示会のあと、ぼんやり過ごしていたらなんだか調子が悪い せっせと仕事をしていないと身体のバランスが崩れるのかというわけで今日は施釉巨井戸(だいたい口径20cmと25cm 実はちゃんと計っていない 計ったのは重量 施釉直前で1430gと1505g)2点 25cmと数字…

掌のうつわ展千秋楽

¶有鄰館の特徴なのか、最終日の日曜が一番の来客数を記録する 今回の展示会毎回足を運んでくれる人々 遠くからやってきてくれた人々 唐津が好きでたまらない人々 どちらかと云えば書に興味のある人々 はたまた 器よりなづの成長ぶりを楽しみにしている人々 …

第2回掌のうつわ展初日

¶ なんとか掌のうつわ展初日を迎えられた いつも来て下さる人々が今年も顔を出してくれた 恥ずかしながらなんのしゃれっ気もない展示であるそれに、なかなか目の覚めるような出来のうつわは出来ないでいるが 気長に応援して下さることに感謝である かつて洋…