ゆらぎへうげ

化粧してみたが

¶化粧は不慣れなのでこれまでほとんど試してなかったのだが、先輩の作に倣おうと試してみたかなり荒い赤土の胎土にカオリン化粧し、いったん400度まであぶってから井戸釉施釉 これまで何度か試したとき、あぶりを入れなかったためか、全面に亀裂が入ってしま…

藁灰釉試験

¶一応これで藁灰釉はひと区切り以下は私の覚書みたいなものなので読み飛ばしてください1)まづは基本の藁灰釉 長石は釜戸 土灰はなら灰 比率334 2)比率を333にしたもの こっちの方が釉の流れがはっきり出ていて好ましい 3)土灰を白山灰(販売終了)にし…

切り替えの時

¶ そろそろ藁灰釉から井戸釉へ移ろう まだ藁灰釉の試験が残っているのでそれを終えたらいよいよ井戸の時節試験の器にもすこし気を配ってみた ∴5月中旬、北庭にホームセンターで買った朝顔の種を蒔いた 〇気の早いのがもう咲き始めた ▼ ◎赤、白もあるようなの…

梅雨なのに

¶今日の予報は35度 器はよく乾くだろうが、あんまり高いのも困りものだ 以前、乾きすぎて口が割れたことがあった またバナナが伸びてきた 先日、根を掘ってみたら地下茎でつながっていた 強いわけだ いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろし…

掌のうつわ展はじまる

¶梅雨の最中にもかかわらず30度超の暑さの中、掌のうつわ展ゆるやかにはじまる場所は有鄰館洋酒蔵 桐生市の重要伝統的建造物群に指定されているので雰囲気はとてもよい しかも 冷房なしにもかかわらず中は涼しい! いつもおつき合い下さりありがとうございま…

灰を焼く

¶藁灰釉から灰釉へめったに焼かないのでおそるおそるそしてああやっぱり棚板にしっかり張り付いていたでも、面白いのが焼けた 灰を変えれば表情も変わるはずだがその楽しみは もう少しあとに取って置こうしかしこの石だらけの土、仕上げがやっかいそうだ・・・ …

藁灰釉の歌

¶いよいよ掌のうつわ展まで一週間追い込み窯焚き真っ最中今日の作藁灰釉の面白さが出たさて、もう一息だこれからはちょっと遊ぼうと思うが、果たして…… いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイ…

藁灰釉七変化

¶ 今日の窯出しから 藁灰釉は土と灰による変化が大きく面白いが悩ましい ∴ほんのちょっとねらしが長かった 〇手ごろな桜の枝が手に入ったので牛ベラ作りに夢中になり…… ▼その報いがこれ↓ ◎ 土が弱かった!見事にへたり棚板と合体! いつもおつき合い下さりあ…

たまには

¶二度焼でいいこともあるこの湯呑は低温で焼いたとき、ヒドイ出来だったが 焼き直したら大変身を遂げた まれにこういう僥倖もあるまれ、だが・・・ ∴田んぼに水が入った 〇とたんに蛙の合唱 ▼特に夜はかまびすしい ◎そういえば蛙目という粘土があるな いつもお…

愛しの藁白

¶最近は連日の窯焚き 私の窯は小回りが利くのが取柄 白といっても微妙なちがいがある そのうえ藁灰釉は 胎土の鉄分に反応して流れた禾目状の筋が美しいそれに惹かれて何年も藁灰釉に取り組んでいる けれんみのないところが好きだ 一見「おっ」という感じの声…

藁灰釉灰

¶今回は藁灰釉の濃度を薄めて焼成 手前から 益田長石系藁灰釉 平津長石系藁灰釉 釜戸長石系藁灰釉 もう一度平津長石系藁灰釉驚くほど違いが出た 特に気に入ったのはこの2点平津長石系藁灰釉のぐい呑 そして、釜戸長石系藁灰釉の小鉢 また、同じ藁灰釉でも温…

掌のうつわ展が追いかけてくる

¶藁灰釉三種土は同じ赤土系釉は右から 1 益田長石・なら灰・藁灰 2 釜戸長石・なら灰・藁灰 3 釜戸長石・高山灰・藁灰調合は334の比率 これだけ違いが出る面白い! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜第3回掌のうつわ展のお知らせ6月8日(…

藁灰釉

¶調合を変えて臨んでみたら、ようやく藁白が出た しばらくこの方向を試してみよう 下のはうなぎ屋さんの灰から磁石で鉄分を取り出し、土に混ぜ込んだもの 雲母よりザラつきがなく扱いが楽だが、たくさんは取れない ∴立葵の季節が近づいてきた 去年、お隣さん…

窯出し

¶また、藁灰釉に戻った 藁白狙いだったのだが、また青くなってしまった この土は収縮率が大きくしょっちゅうこういうことになるこれからは食器を焼いてゆく 茶碗はしばらくお休みだ 九州の畏兄がある茶人のことば「茶碗はただお茶が飲めればいいのですよ」を…

納品前

¶萩湯呑、ようやくすべて焼き終える ちょうど依頼主の方が別な用事で見えたので出来上がりを見てもらった一安心あとは包装して納品さて、つぎは掌のうつわ展に向けて再出発だ ∴寒い 〇ストーブのお世話になっている ▼温度計を見ると… ◎あれれ 冬ほど低くはな…

受注の湯呑

¶20個焼いたが、慎重になりすぎて焼きが甘くこの5個を残して焼き直し 以前作った湯呑と同じものという依頼だったが、ガス窯の雰囲気は灯油窯では出ない 何度か近いところを狙って試験したが、結論は私は私は、君は君 灯油は灯油なのだこの萩土の湯呑、なんの…

湯呑作り

¶ 昔作った湯呑を記念日に配りたいという依頼を受けた 最近作っていない形なので、最初はうまくゆかなかったが、少し手が慣れてきた依頼主に作っているところの写真を撮ってほしいと言われているので、セルフで撮ってみためったに作りの写真はないので、面白…

KUSS第一弾

¶ KUSS窯出し あと半分は色味が悪いので焼き直し何度やっても窯焚きはムズカシイ もう少し歩止まりを上げる方策を練らねば… ∴花粉症は大分下火に 〇それでも相変わらずどんより ▼春の憂いってヤツか ◎歳男の憂い? いつもおつき合い下さりありがとうございま…

KUSS作り

¶ 前回の作りから間が空いていたが、勘は手に残っていた 30個が集中力の限界普通の器は少しおいて、高台を削れば作業は一段落だが、KUSSは高台削りがない代わり別な作業があって気が抜けない 乾燥具合がキモなのでしょっちゅう触りにゆく スキンシップが濃厚…

小貫入吟味

¶ 今回16種類の試験をしたが、一番見たかったのは平津単味、正長石単味、両者混合の小貫入の様子だまづは平津単味 つぎが正長石単味 最後に混合 貫入の大きさはさほど変わらないが、貫入線がまっすぐ、あるいは曲線で長く伸びる確率が異なる 平津は少なく、…

遠いなあ

¶長石吟味結論から言うと最良の組み合わせは見つからなかったそこそこの小貫入は出るが姿が美しくない まづ、長い直線の貫入や四角形が多い 貫入の線質が硬い これは灯油窯の宿命か?長石だけでなく、土の問題もあるかも知れないので、もう一度出発点に立っ…

長石試験

¶ 小貫入はソーダ長石とカリ長石の混合がよいと教わったので、また、長石を探すソーダは平津デシンターにしぼる これまでスタンパー神話に振り回されてきた 確かに志野にもスタンパーが有効だろうが、井戸にはどうだろう? 自分の目で確かめないと何ごとも見…

作り再開

¶ いよいよ6月の掌のうつわ展に向けて始動まづは井戸盃の土選びからこれまでの試験で土合わせについてはおおよその見当はついたあとは釉との相性を確認する作業を残すのみだが「のみ」とは言えそう簡単には済むまい その他おぼろげながらだが、作るもののイ…

小貫入の迷宮

¶まづちょこっとボヤキ 風邪がなかなか治らない その上、花粉症 ちぇッ春ってヤツはさて、焼き残りの試験器があったので群馬長石が井戸で使えるのか、平津デシンターと益田長石の五分合わせで小貫入なるか、を試験 結果 群長では残念ながら枯れ木に花は咲か…

桑の木肌

¶ 山房のすぐ前の空き地に桑の木の老木が生えている 季節になると桑の実(どどめ)がたわわに実る 幹肌にたたら片を押しつけてみた 何かにならないかと柿の蔕釉で焼いてみたが結果は 何にもならなかった無用の用というのはホントに無用ではダメなのだ いつも…

再び藁灰釉を尋ねて

¶ 長石と木灰を変えて試験 ちょっと土の選択をあやまった もう少し濃い色の土でやらないと見極めがむずかしい ∴久しぶりの雨 〇景色がしっとり ▼久しぶりにキジが鳴いている ◎大分ふくらんだバラの芽 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろ…

納品に向けて

¶藁灰釉の試行錯誤の末、たどり着いたのは群馬長石、なら灰、藁灰の組合せ 月曜に納品するので失敗はゆるされないなんとか無事に出来た それでも焼き直しが必要なものが出るのは小窯の宿命か・・・ 今回は天に置いた器がうまく行かなかった 大抵は根なんだけれ…

長石、土灰吟味

¶ 藁灰釉で長石と土灰を試験 長石はあまり差が出なかったが、土灰は大きく色調が変化した 一概に言えないが長石吟味で使った灰が青味を帯びる調子のものだったのでその力が長石の差異よりも大きかったか? 長石試験をルーペでつぶさに観察すると流れ掛かった…

KUSS色違い

¶ 今朝の窯出し KUSS(クース)と幼児用ご飯茶碗ESSE(エッセ)、汁椀SUPPE(ズッペ) クースは色違いを研究中 その一部 さすがにヒョウ柄はないよね 一番のお気に入りはこれ! 朝鮮唐津のクースを遊びで作ってみた いつもおつき合い下さりありがとうござい…

KUSS納品準備

¶今は井戸は中断してKUSS製作に集中いつも使っている藁灰釉はおもしろいのだが、不安定極まりない 安定した釉は味気ない なんとか中間を行くことはできないか探索中 なかなかムズカシイものだ いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ …