還元1300度に挑戦

二度焼きのため最初はがんがん昇温させ、ねらしの後、RFに入ってから昇温を抑える方針で焼いている。
今回もやはり窯の下から不意にボッと発火した(1150度近辺)。今回は窯に付いていたのでその瞬間に立ち会えた。
発火のメカニズムはこういうことではないかと推測する。現在の窯は煙突を工房の入口方面に出そうとしたためかなり横に長い上、一旦折れ曲がってから上へ伸びている。つまり抵抗が掛かっているので引きが悪い。そこに油量と風量の加減で炉圧が限界を超えると、油圧ポンプから送り出した灯油が炉圧に押し戻されバーナーの下に垂れる。すでにバーナー自体が真っ赤になっている状態なので垂れた灯油に着火する。
こういうことではないのだろうか。
その証拠に今回は油圧はいじらず、風量を上げ、ダンパーを開けただけで鎮火した。要するに窯に合った炉圧を知るべしということなのだろう。
1245度から還元を弱め、NF(あるいはOF)状態へ。訓練校で教わった通りだと、釉が融け終る1220度位以降も還元をつづけると油煙巻きになるので、それを防ぐためにNF(あるいはOF)状態にするということだった。1245度では遅すぎたのかも知れない。だが、1230度で融けなかった釉だからもっと還元をつづけてもよかったかも知れない。
開けてみてのお楽しみである。だが、二度焼きなので初焼きほど結果は顕著に出ないか?



いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m
画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了


人気ブログランキングへ


にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ