茶渋とヘソの緒

時間の色が追い込み色に

¶試験をしているとキリがない。井戸への名残の窯からひと月以上すぎ、掌のうつわ展の開幕ははや来週半ば!試験は永遠の先送り イケナイいけない さあ、勝負の時だ今日の窯は黒だけの窯 どんな黒が出るか・・・・・・一昨日の窯出し こんな飴色も悪くはないが、もそ…

梅雨とは言え

¶よく晴れ、そして暑い 外干し二日目 待ちきれずに小皿一枚は生掛けで窯に入れてみた ダメもとの原点 二階からのながめ 写真で見ると涼しそう ∴雨ふらないね 〇おかげで立葵がアブナイ ∴枯れた? 〇絶えず水分補給してはいる 熱中症対策 いつもおつき合い下…

荒れ庭へようこそ!

¶立葵(たちあおい) これからしばらくこのあたりで可憐な花をほころばせる。去年近くの農家からこんなに!というほど種をいただいて庭にまいたのだが、あえなく全滅。 今日、株ごといただいた。さて、根付くといいのだが…… ∴よく見たらバラに虫がたかってい…

"play's the thing"

¶井戸茶盌展しづかに閉幕終わるということ 前にあった予測不能の雲が、固まってうしろの岡になること 未来が過去になること (小井戸茶盌 展示会には出さなかった)いちばん沁みるのは今臨書している黄庭堅の俗気離脱の苦心 俗気はなかなか振り落とせないも…

"rather find/ Strength in what remains behind"

¶迷ったら元に戻る。振り返って試験器を再吟味する。試験した井戸釉は今のところ70〜80種くらい。取り出して眺めていると、中には一度棄てたはずの釉にいいものいくつかがある。眼が違ってきているのだろう。今、見るととてもよい。漠然と眺めていてもラチが…

"Full many a glorious morning have I seen"

¶ 枯れ草で荒れ果てていたすぐ前の原っぱがきれいになった。 今日はいい天気 花粉症も大分治まってきた 窓を開け放して空気を入れる子供の頃住んでいた家には縁側があってよくひなたぼっこした。今日は窯焚き 前回失敗したので、施釉方法を新たに3種類試した…

"The heavens laugh with you in your jubilee; My heart is at your festival"

¶ 群馬の森クラフトフェア、無事終了。初日は晴天、二日目の予報が曇時々雨だったこともあり、例年より人出が多かった。二日目は実際は一瞬小雨、あとはおおむね晴れでラッキーな二日間だった。大井戸の焼成は途中休憩し、井戸盃をせっせと焼き、満を持して…

"This is the flower that smiles on everyone"

¶「わが家」の桜、今年も満開 散歩に出ると鳥についばまれたか、風に吹かれたか、ひとかたまりの桜が落ちていた。 この桜はかなりの老木。風が強い日は大きな枝が落ちていることもある。 わが工房に花……あまり似つかわしくはありませんな。ようやく晴れて天…

"for the time being"

¶私の悪いクセ。取りあえず〜する。6年前に家を建てたとき、工房もこの取りあえず精神であちこち日曜大工で作り付けて使っているから見栄えが悪い。いや、家自体が取りあえずの作りだ。資金がなかったせいもあるが、まだ内装なし。天井は二階の根太やコンパ…

plunge in the deep

¶携帯を水没させた代償は大きい。保証パックに入っていてもかなり掛かるそうだ。う〜む、今後洗濯するときは気をつけねばなるまい。 直ってくるまで代替携帯があるので助かる。それにしても今週は花粉症が猖獗をきわめている。とうとう咳が止まらなくなって…

夕焼けとんび

¶こんなものが届いた。そうなんだ次の誕生日で古稀だったのだ。まだ三十代のつもりでいたのに現実を見せられた。ふむふむ、普通の講習の代わりにチャレンジ講習というのもあるらしい。要するに実技試験。70点以上を取れば簡易講習を受けられる。これに挑戦し…

親バカ録

¶ なづ画伯、渾身の画作取材陣に対していつものとぼけた顔で対応 しかし、いざクレヨンを手に取ると我を忘れて画作に取り組む ふと我に返り、あ〜あ手がよごれちゃった、とつぶやく いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像を…

ヘタな鉄砲も

というわけでせっせと作った井戸茶盌。それは昨日の話……。おかげで寝るときは筋肉痛。 とにかく弾いている時間より土練りの時間の方が長い(ウソ) そして今日両手の小指の外側が痛い。石まじりの土を弾いたことのあるひとなら誰もが身に覚えのある痛み……ヒ…

蕎麦を食べに中之条へ

今日はプチドライブ。 最初の目的地は樽。そこは赤城山の麓でイチゴの名産地。11時に到着。行ってみるともうほとんどイチゴは売り切れてしまっていた。教訓:イチゴを買うには早起きすべし。次の目的地は蕎麦がうまいという吉岡の店。だが、途中で考えが変わ…

わが青春

年を重ねて悔やむことはほとんどないのだけれど、極度に寒さに弱くなったことだけは口惜しいこと限りない。なぜならばスキーにいけないからだ。昨日、TV(絶景百名山)で雪に埋もれた会津駒ヶ岳の山頂パノラマを見たとき、ああ、あの新雪を滑り降りたい、…

うらみの初雪

昨日は今の冬初めての雪!積雪約20cm。さほどの量ではなかったのに…… ああ! 朝のニュースで安中方面は停電と伝えるのを他人事に訊きながら窯焚きをはじめた。 それは2時半に起こった。 一昨年の大雪の時でさえ停電しなかったのに、窯が850度まで上がったと…

はやスギ花粉?

なづ菜が朝から涙目に鼻水。風邪かと思い熱を測ってみるが平熱。 ん? ということは? 花粉症??? もう? 考えてみれば、わが家の立地がこれである↓ これだけスギに囲まれていればすでに花粉も飛んでいるかも知れない。 それにしても2歳にして花粉症・・・…

柚子ジャム

井戸疲れの五郎、今日は陶芸ストライキ。 そのかわり柚子ジャム作りに精出す。 そして 当然のことだが 馴れない家事をしたので首が痛い。 ジャム作り、特に柚子は手ごわい。30個(いやもっとあったかな)ほどの柚の皮をむき、千切りにし、種を取り出し、果汁…

もうちょっと

なづ菜が寝たすきに前髪をさらにチョキチョキ。 おお!パッツン前髪!まことちゃん、麗子像、なつめ…… ∴なんだろうこの寒さは 〇これが普通なんじゃないの? ∴からだがついて行かない 〇人間って数度の違いで大騒ぎ。なんてもろいんだろう…… いつもおつき合…

イメチェン

前髪をばっさり切った。 ちょいわるなづの誕生! ちょっとしたことが印象をがらりと変える。 ∴ギックリ背中って知ってる? 〇何それ ∴ギックリ腰の背中版 〇筋肉が固くなるとなるみたいだ・・・ご用心 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろし…

ん守り

昨日のこと。ラーメンを食べに隣の県の小俣まで足を伸ばす。桐生と小俣は隣接しているので県はまたぐが距離はそれほどない。目指すは「めん一」。ときどきここにラーメンを食べに来る。満足。せっかく足利まで来たのだからと国宝の鑁阿寺(ばんなじ)でお詣…

初詣

初詣はすぐ隣の八坂神社ですませてはいるのだが、古いお札をお焚き上げしてもらうためにちょっとだけ大きめな神社を探すと、あった! 産泰神社。安産の御守りで有名な神社だ。初詣には行ったことがない。取りあえず行ってみよう。 狭い参道を入って行くと駐…

new year

あけましておめでとうございます。 ニューイヤー駅伝2年ぶりのナマ観戦。 なづ菜にとっては初の応援。 今年は風が強い。気温は温暖だが、体感温度は低い。選手たちはあっという間に通りすぎて行く。ホンダを応援していたのだが一位奪取は一区間のみの夢に終…

む?風邪

風邪かな、と言うと家人は「気のせい」と返す。 確かに気のせいではある。元気も病気も天気も色気も気である。昨日のボーズもきっと気のせい。 試験用の井戸盃が尽きた。次回からはもそっと大きめな小碗で行こう。田中なるこまんが柳落るころ 荷兮 ∴どうも「…

遅咲きのタンポポ

もう11月も末というのにわが家の周辺ではたんぽぽが至るところに咲いている。家のすぐ前にも白い花を天に向けている。 かと思うとすぐ横では早咲きの水仙が咲き始めた。散歩のとちゅう、ナズナの花も見かけた。うれしい環境である。宣長ならああ、はれ、と言…

日の出

東に森があるものだから、わが家の朝は遅い。とりわけ寒さに向うこれからの季節は遅い。なにより日の光が恋しいのに…… 今8時、ようやく森の木々のてっぺんに太陽が顔を出し始めた。山房が陽に包まれるのはまだ先だ。井戸盃の天日干しも大分進んだのでそろそ…

音階と音色

茶盌のなかには音階と音色が眠っている。音階は整然と並んだり、錯綜したりして諧調を紡ぎだす。だれもがそれをはっきりと掴まえることができる愉快なすがた形の運動だ。やっかいなのは音色だ。ソノリテ、あるいは、声の肌理は形容詞でなぞらえるしかない捉…

なにもしない

今日一日ほっこりぐだぐだとすごす。 空気がゆるんで見えない景色が見えてくる。 井戸の向うになにがある 井戸の向うに森がある かすかにけぶる森がある 井戸の向うに町がある ひとでにぎはふ町がある かと思うと見えるものが見えなくなって玄関のガラス戸に…

窯焚きのあいまに

スーパーで買う食べ物にはいろいろな添加物が入っている。 子供のためにせめてパンは自家製にしよう!と決心(私というよりかあちゃんが)。 あれから三十日……(きみまろのノリで)、二日か三日に一度はパンを焼いている。今日は途中で私も参加。うさぎパン…

探しものは何ですか?

探し求めている珈琲豆がある。 以前に飲んだことのある珈琲。あの味と香りが忘れられない。いろいろ試しているのだが、見つからない。嗅覚、味覚をことばであらわすのはほとんど不可能に近い。 その味は酔うような芳醇な香りと味わい……としか言いようがない…