2010-01-01から1年間の記事一覧

何とか削る

うまくすれば夜早めに削り、別な土で作り、明日午前削り、という算段を立てていたが無理だった。 結局削り終りが10時45分。もうひと山作る元気は残っていなかった。 作りはじめが午前10時だったので、この時期の削りには約12時間が目安ということか。 ま、あ…

カンカンカン

前に買ったタガネでは棚板にこびりついた釉がよくはぎ取れないので、別なホームセンターでタガネを買ってみた。こちらの方が先端の角度が鋭角だった。そのせいか釉が割合気持よく剥がれる。道具は大事だな、と思う瞬間である。気を取り直して、再び作りに入…

彫刻家になる

∴ん窯の五郎、しばらくはタガネとカナヅチを手に彫刻に専念か…… 藁灰釉のビッグバンである。 ま、これも100窯までの道程のひとつだ。藁灰釉は素焼しないとダメなようだ。もしかすると釉の貼付き以外に原因があるのかも知れないが……。 また、釉の融け方も十分…

窯焚き

この間弾いたぐい呑がまだ残っているので、いい感じの藁灰釉で焼いてみようと思う。 早起きして作業を開始したのはいいのだけれど、いざ窯詰め!の時、そう言えば横穴の栓が折れてバーナー口に落ちていたっけ、と大事なことを思い出した。 トングや火箸で取…

気まぐれな火之神

前回と同じ設定で焚いているのだが、昇温速度がまったく違った。天候によるものか、灯油バーナーの気まぐれなのか……こんなに違うとどうにもならない。 だから窯焚き一生と言われるのだろう。 さて、あの藁灰、色味では十分に融けていたが、融けすぎて味なし…

窯出し

最近、外してばかりである。 ま、失敗は成功の母。於保久母焼には母がある。 めげずにがんばろう。しかし、締切があるからなあ。 今回、藁灰釉試験でよさそうな結果があったので次回試してみよう。ただ、すり鉢で作った釉と大量に作る釉にはどうしても差が出…

鎮火

今回は中性炎SK8が目標だったので1250度で1時間と少しねらして9時半鎮火。 果たして結果はどうか。試験がいろいろあるので開けるのが楽しみでもある。 やきものはいろいろな形でいろいろな資料が開示されている。だが、土だってまったく同じものはないし、釉…

窯焚きの一日

昨日は、これまでのいくつか(いくつも)の反省を踏まえ、慎重に施釉計画を立て、施釉を行った。 今回は釉の試験、土の試験が23種類あるので、混乱しないように私なりにしっかり控えを取っておいた。(〜〜混乱は私の特技である〜〜) ちと寝坊して、7時点火…

動かぬもの

ゆうべたまたま映った番組がNHKのプロフェッショナルだった。群馬県警の鑑識官が紹介された。 たった1mmの塗膜片から加害者の車両を特定する。事故現場の路面からそれを見逃さず採取する能力も素晴らしいが、1mmの破片を裁断し、3層に塗られた塗料を特定する…

ゆれる

からりと晴れた月曜日……というわけには行かなかった。薄曇である。外干しする。 知合いからさくらモールで近くの陶芸家が二人展をやっていると教えてくれた。ちょっと見に行く。 空があやしい。雲が大分低くなってきたので急いで戻る。 少しすると雨になった…

今日も一日

開幕作り。登場人物、一人を除き全員集合した今日、昨日の開幕をさらに煮詰め、いい感じに決まった。 謂わば舞台の取っ手がついたと言える。取っ手が付くと、次の場面、次の場面と粗決めが気持よく進む。 何とか前半部は決まった。 こうやって舞台世界に身を…

開幕作り

今日一日は冬の公演「鈍色恋唄」の開幕部分の稽古に費やされた。始めよければ終りよし、というわけではないが、少なくとも開幕が決まると舞台全体の気配が感じられるようになる。 動くものの奥にある動かぬものが見えてこないと芝居はできないのだ。 まだ見…

ふたたび作り

昨日につづいて作りと削り。 今日は久しぶりにもぐさ土で弾いた。この弾き味、削り味。快感である。 だが、問題は釉である。志野を焼くことはないので釉をどうするかいつも悩まされる。 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画…

作りと削り

最近ありがたいことに晴の日が多い。 気を取り直してふたたび作りに入る。 午前に弾いて、夕方削る。 50個が玄界灘(ちなみに駄洒落)。今日はちょっとだけ多すぎた。集中力が切れない程度のほどよい量がいいと思うようになった。確かに数を弾いて、数を削る…

山の人

「阿弥陀堂だより」読了。 映画で見てから小説を読んだので、作中人物が役者が演じていた人物と重なってしまう。そこに違和感があった。映画を撮るというのはそういう違和感を同化することなのだろう。それは自分で書いた台本を芝居の公演に向けて稽古に下ろ…

読む時間

「阿弥陀堂だより」を読んでいる。映画より小説の方がよい。もちろん映画もいいのだがどうしても画像重視になってことばがおろそかになる。すべて原作の小説が映画に勝るとまでは言えないが、少なくとも「阿弥陀堂だより」は映画では気付かなかったいくつか…

ちょっとだけ後始末

棚板補修のつづきをした。どうもボロ降りをしているような気がするのである。もしかしたら釉そのものの素性でそうなっているのかも知れないが、疑うべきは罰することにして、裏面を丁寧に拭いて、アルミナが付かないよう、ツクを間に入れて重ねて保管するこ…

後始末

というわけで今日は至るところ釉が流れてしまった棚板の補修。タガネでカンカンとこびりついた釉を剥がす。もっと盛大に流れていると却って剥がれやすいのだが、薄い皮膜で流れているので手こずる。 先ほど終了。 水酸化アルミナと蛙目を7対3で混ぜて何回か…

窯出し

今回は無残な結果に終った。う〜ん、混ぜた原土の鉄分が安定していないのかも知れない。もう一度試験してみるしかない。以前試してみて結果がよかった美濃の赤土を使ってみようかとオリ陶業のホームページを見ると、12月で閉鎖と出ていた。また、粘土屋さん…

夢十夜稽古

わが桐生市にある国指定重文の歴史的建造物、彦部家住宅で11月27日13時より当家の秋の催し物の一環として行われる朗読公演「夢十夜」の最初で最後の現地リハーサルを行った。見学者も時折あるのでそのすきを縫っての稽古である。 古い屋敷には不思議なオーラ…

窯焚き

ゆうべ、軽くあぶってから施釉し、今朝6時に点火。還元1300度目標。 私にとって至福の時は(まだ)外干しした器のバリを取り、坐りを確認したあと、高台や胴回り、口作り、見込をじっくり見ているときである。窯出しした器を見て同じ気持になりたいのだが、…

再び外干し

神社入り口の紅葉がきれいに色づいている。 今日もまた外干し日和である。 正受老人の「一日暮らし」という生き方を知る。 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了

夢はるか

今日は隣の県のギター製作者の工房を訪問していろいろお話を伺った。作品の試奏もさせていただいた。光栄である。ものづくりをするひとの工房はみな個性あふれるたたずまいをしている。それだけでもいい刺激を受けた。彼は受注製作しかしない。自分のギター…

外干し

いい天気だったので大分乾燥が進んだ。 100個作ってから焼こうかと考えていたが、あれやこれやの事情からまず今回ので焼いてみることにした。 新しく作った土がイメージ通りだとよいのだが……。

作り

久しぶりのろくろだ。今回は柿の蔕茶碗のミニサイズを弾いた。ぐい呑も弾き始めたもののかたちが気に入らずボツに。ぐい呑はムズカシイ。 工房は午後になると熱いくらいだ。半袖で仕事をした。 夜の削りは一転して寒くてダウンジャケットを着込んだほどだ。 …

土作り

∴ん窯特製ブレンド玄沙土を練る。 土練機はないので手で練るが、萩砂の粗いのを入れたため土が固くてなかなか練れない。荒練り段階で苦労している。 少しはまとまってきたがまだまだ先は長い。 スライスハムにして霧を吹き、柔らかさを調節する。 ようやく完…

とちしぶ

ドングリ(ブナの実クヌギの実)の傘の部分を水に浸けてひと月くらい経ったろうか……。 もうそろそろいいだろうと思い、傘を取り出し、細かなゴミを篩う。こうして魔法の薬が出番を待つ。 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m …

無線LAN

印刷機に次いで今度は無線LANを導入した。ぞろぞろと長いケーブルを引っ張らなくても済むので非常に使い心地がよい。どうしてもっと早くに手に入れなかったのかと悔やまれるほどだ。もちろん危険性はあるのだが、幸い∴ん窯やきもの山房の周囲には人家もなく…

整理

念願の印刷機を手に入れたので(と言っても一番安いものだったけれど)今せっせとこれまでに試験焼成した器の目録を作っている。これまでパソコンで処理していたのだがすぐに見られないからちょっと不便を感じていた。 しかし、印刷してみて気付いたのは何が…

かっこわるいよ

最近盲腸の辺が妙につっぱるような引きつるような風船が破裂しそうな変な感じがして苦しかった。 そう言えば4月にも同じところがおんなじ風にイタ苦しかったなあ。あの時は内視鏡検査で問題なしだった。 風呂から出て体を拭きながら下腹部を見ると…… ? 何だ…