2019-01-01から1年間の記事一覧

 井戸土試験 ちょっと後退

¶ 今回は焼きに失敗したかもしれない いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了 + さらりと脱原発

今日のシェイクスピアは『冬物語』

¶ 嫉妬がひとりの男から、妻と子を奪い、友を奪い、歳月をも奪う。だが、悔悟に耐える人間を時はやさしく包み、石像をひとに変えてくれる。和解と再会のロマンス劇。シェイクスピアは、グリーンの原作のシシリアとボヘミアを入れ替え、物語は冬のシシリア(…

今日のシェイクスピアは『シンベリン』

¶ おそらくほとんどの人はシンベリン? と首をかしげるだろう 確かにこの作品はあまり知られている作品ではないし、よい出来でもない だが、男装あり、美しい歌あり、神の顕現ありと、新しい劇場の舞台効果を満載し、まさに絵に描いたような波瀾万丈の物語だ…

井戸土試験、窯出し

¶ 試した5種類のうち2種類は使えそうだ 釉は以前使用したもの 一番よかったのがこちら井戸盃井戸盃高台 つぎは釉を試験する予定 いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終…

オニヤンマの羽化に遭遇

¶ 昨日、水簸したクデ土を風呂敷で吊るしておいた 今朝見ると、どこから這い上がってきたのかヤゴからオニヤンマが羽化していた 工房の脇に湧水が流れ込む水路(といってもせいぜい幅20cmくらいなものだが)がある 草に覆われた自然の水路なのでそこで育った…

今日も試験用井戸盃作り

¶ まづ、昨日弾いた井戸盃を削る かなかな乾かず今日の午後になった いつもながら削りは楽しい!~~~~~~そして、いよいよ難関に挑戦 カオリン80%と100%の土合わせ2種 80%土 ちょっと油断するとスパッと切れてしまう サイズをそろえて作るのは難しか…

秋の井戸茶碗展にむけて

¶秋の井戸茶碗展にむけて出発これまで試していない土合わせを試してみたい 今日は5種類作り、試験用の井戸盃にした最近はなかなか乾かないのが悩みの種だ ∴ 大いなる勘違い炭酸カルシウムを石膏と思いこんでいた 実は石灰 一度も使ったことがないこともあり…

今日のシェイクスピアは『ペリクリーズ』

¶ この作品にいたって劇の様式が突然、変容する。シェイクスピアの新しい実験、大衆の嗜好の変化、新しい劇場の獲得といろいろな憶測が飛ぶが、決定的な理由は不明だ。しかし、シェイクスピア劇がまったく様変わりしたことだけは確かだ。この変化は、シェイ…

久しぶりの窯出し

¶ お待たせしました!KUSSを頼まれてもうひと月あまり 掌のうつわ展があったのでなかなか作る暇がなかった ようやく出来た! いつもおつき合い下さりありがとうございます。応援よろしくm(_ _)m 画像をクリックしてランキングサイトが表示されれば投票終了 +…

今日のシェイクスピアは『マクベス』

¶ イギリスでは『マクベス』はシェイクスピア悲劇のなかでも人気の高い劇だという。しかし、初めて『マクベス』を読んだとき、なんと陰惨で、不愉快な劇だろうと思った。芝居を見ても、その印象は消えなかった。私のなかで『マクベス』が評価をあげたのは、…

朝の大事件!

¶ 早朝5時半ドカ~ン!!!ものすごい音で眠りを破られたイノシシ? 時々ぶつかることがあるのでそんなものかと再び眠るだが起きてみてびっくり 無数の枝が庭に散らばっている 上を見るとありゃりゃ 隣の杉林の枯れ木が倒れて屋根を直撃していた 比較的細い…

今日のシェイクスピアは『リア王』

¶あらすじを読んだだけでも、この悲惨な物語にことばを失うだろう。1681年、ネイハム・テイトがハッピー・エンドに改作(改悪?)して以来、じつに1838年まで、シェイクスピアの原作は舞台に上ったことはなかった。こういう上演史は、この作品の衝撃…

「掌のうつわ展」終了

¶いつものように悲喜こもごもの裡に三日間がすぎていった そして、いつものように自分のいたらなさを実感させられる展示会だった ちょっと休養して 負のオーラを拭い去って 陽気を工房に入れて 10月の茶碗展に向かおう かな いつもおつき合い下さりありがと…

かまきりの子供

¶ 週末に迫った「掌のうつわ展」の準備で器を水洗し干していると、器の上でなにやらうごめくものが!よく見るとかまきりの子供だ工房の周りにはかまきりの卵があちこちにあるから、こういうかわいらしい場面に時々遭遇する器は昨日窯出しした藁灰釉湯呑素地…

「掌のうつわ展」のお知らせ

¶ 恒例の「掌のうつわ展」今年も開催します!日時:6月21日(金)~23日(日)午前10時~午後4時 場所:群馬県桐生市本町2丁目6−32 有鄰館洋酒蔵 今年は斑唐津、朝鮮唐津系の食器を中心に展示販売します ぜひ足をお運びください いつもおつき合い下さり…

今日のシェイクスピアは『十二夜』

¶ オーシーノがふともらす「甘い切なさ」(sweet pangs)こそがこの劇の味わいだ。シェイクスピア喜劇、いや、世界喜劇の最高傑作である『十二夜』にとって、何よりの収穫は、劇場の枠組みを最大限に利用して、浮世ばなれした恋の国イリリアをのびやかに立ち…

今日のシェイクスピアは『ハムレット』

¶ 『ハムレット』は、一応は復讐劇である。しかし、よーいドンで一直線にゴールに向かって進む劇ではない。というより、ゴールはあるのか、向うに見えているのか、よく分からない劇だ。そういうはっきりとした目的をもった劇として考えようとすると、この作…

今日のシェイクスピアは『トロイラスとクレシダ』

¶ 恋に対しても、戦争に対しても、幻滅感たっぷりに描いた作品。『ハムレット』で人間の内面宇宙への問いを追究し、『十二夜』で恋の甘い切なさを極めつくしたシェイクスピアは、新しい領域に向かおうとしていた。だが、まだ、方向性は定まらず、恋も、名誉…

今日のシェイクスピアは『空騒ぎ』

¶この劇には善意と悪意、二種類のだましの罠が仕掛けられる。害のない罠にはまるのはベネディックとベアトリスだが、最初はそれとは知らずにだましの罠にはまって恋仲になったふたりは、それがだましと知ったあとでもなお、恋の演戯(そして、遊戯)をつづけ…

今日のシェイクスピアは『コリオレイナス』

¶『マクベス』で、いわゆる四大悲劇を書き上げたシェイクスピアだが、その以後の作品には、『アントニーとクレオパトラ』を除いて、シェイクスピア劇に特有な香気が感じられなくなる。『コリオレイナス』も劇作家生命の衰退を感じさせる作品だ。主人公のコリ…

金祝(卒業50周年祭)へ

¶ めったに東京へ行くことはないのだが、昨日は金祝の行事があるので私にしては珍しく重い腰を上げて出掛けた久しぶりの四谷 折しも大学祭の真っ最中 人でごった返すキャンパスの様変わりに右往左往なかなか会場につけず大いに遅れて着いたもののほとんどの…

今日のシェイクスピアは『リチャード二世』

¶ いわゆる第2四部作(『リチャード二世』、『ヘンリー四世第一部』、『ヘンリー四世第二部』、『ヘンリー五世』)の最初の作品。全編韻文(弱強5歩格)で書かれている。作品中に散文がまったくないのはこの劇と『ジョン王』の2編だけだ。 イギリスの歴史…

今日のシェイクスピアは『恋の骨折り損』

¶ 名前負けした作品だ。学問をめざす者が志とはうらはらに恋に落ちるという展開は『ヴェローナの二紳士』のヴァレンタイン、プローチャス、『じゃじゃ馬ならし』のルーチェンシオと同じだ。違うのはこの3人の男性が留学先で恋に落ちるのに対し、『恋の骨折…

今日のシェイクスピアは『タイタス・アンドロニカス』

¶ この作品はあきらかにシェイクスピアの習作時代のものだ。作品を独立した劇として見るより、これから開花するつぼみを楽しむような気持で味わった方がよい。作品として見ようとするとどうしてシェイクスピアがこんな劇を書いたのだろうという疑問ばかりが…

炭化焼成がとんでもないことに!

¶ 思い切ってかなり極端な炭化を試みた 鎮火直前の様子が普段とは違っていたので気になってはいたが・・・ ここまでとは!窯の蓋にススが!炉壁にもススが厚く付着さらにぐい呑にもこの通り!結果は全体として見ると失敗 黒釉が狙ったラスターが出ず、単にくす…

今日のシェイクスピアは『ヘンリー四世第一部』

¶ 第2四部作(『リチャード二世』、『ヘンリー四世第一部』、『ヘンリー四世第二部』、『ヘンリー五世』)の第2作目に当たる。 それまでに書いた『ヘンリー六世』三部作、『ジョン王』『リチャード二世』の5編の歴史劇とは決定的に違っているのはフォルス…

今日のシェイクスピアは『尺には尺を』

¶ 『トロイラスとクレシダ』、『終りよければすべてよし』、『尺には尺を』の作品群は、シェイクスピアが書いたどの作品とも決定的に異なっている。これら3つの作品に共通しているのは、作品世界をおおう暗さだ。この暗さは、私たちに突きつけられる倫理的…

今日のシェイクスピアは『夏の夜の夢』

¶ 『夏の夜の夢』は世界中どこでも人気のあるシェイクスピア作品だ。まずその人気の秘密としてタイトルがあげられる。原文のMidsummer NightとはMidsummer's Eve、つまり、聖ヨハネの祝日6月24日の前夜を指し、この夏至の祭には妖精の魔力にまつわる様々…

今日のシェイクスピアは『ジュリアス・シーザー』

¶ たしかにブルータスは高潔の士であったかも知れない。そして、シーザー暗殺も高潔な行為だったかも知れない。しかし、高邁な目的にもかかわらず、フィリパイの戦いが終わったあと、ローマには、シーザーが思いもしなかったような専制が敷かれることになる…

今日のシェイクスピアは『アントニーとクレオパトラ』

¶ 歴史に織り込まれたエジプトの匂やかで、猥雑な風土。エジプトの名前で、すでに独特なオーラが立ちこめる。そして、ローマ。冷徹な支配欲の町と、気まぐれな快楽の園。ふたつの大都市のあいだで揺れ動く生活原理。シェイクスピアは歴史を借りて、そこから…